全3試合の練習試合終了後───。
「あー……流石に3試合は疲れるわね」
「だねー」
ティアナとスバルは、露天浴場の出入り口の近くにある竹で編まれた座椅子に腰かけていた。
「でも、結構勘を取り戻せたかも」
「うん、良かった♪」
「2人とも、お疲れさん」
「あ、ノーヴェ」
「ノーヴェもお疲れ〜」
ノーヴェもスバルの隣に座り、共にゆっくり休む。彼女の話では、フェイトはエリオとキャロの3人と過ごしており、なのはとメガーヌは共にキッチンで談笑中。そしてルーテシアとヴィヴィオを始めとした子供たちはくたくたになってベッドに横たわっているらしい。
「今、多分お嬢がアインハルトにインターミドル・チャンピオンシップを勧めている頃だと思う」
「インターミドルかぁ」
「まぁ、確かにそれなら健全でいいわね」
【Dimension Sports Activity Association公式魔法戦競技会】が開催しているインターミドル・チャンピオンシップ。10歳から19歳までの年齢制限があるものの、限りなく実践に近い形で試合が行われるのだ。
「今日の試合を見ていて確信した。あいつが求めているのは競技者としての強さだ」
「命のやり取りをするものでもなく、何かをするための強さでもない……相手にも自分自身にも勝つ戦いをするため、だな?」
「あぁ」
ティアナの隣で静かに目を閉じていたケインの言葉に頷くノーヴェ。彼の方がしっかりとアインハルトのことを見てくれている気がする。だが、彼女は突如として口元に手を持ってきて笑いを堪え始めた。
「くくっ……」
「何で笑うんだよ!」
「いや、だって……なぁ?」
「そりゃあ、頬に紅葉みたいな跡があるのに、そんなきりっとした表情で言われてもね?」
顔を見合わせて遂に耐え切れずに笑い出したノーヴェとスバルの言う通り、ケインの頬には思い切り引っ叩かれたと思われる跡がくっきりと残っている。
「まさか覗きをするとは思わないよな」
「だから、覗きじゃないって言っているだろ。不可抗力だったんだよ」
「分かっているわよ。けど、あたしだけで済んでよかったわ。じゃなかったら、本当に命がなかったかもね〜」
「そ、それだけは勘弁してくれ……」
何故ケインが思い切り引っ叩かれたかと言うと、ティアナとノーヴェ、スバルが一緒に温泉に入っている間に、ケインが誰もいないと思って入ってきたのだそうだ。
実は様々な湯船を造ったせいで男女別々にすることを怠ってしまったのだとか。そこで、女性陣が入浴している時は出入り口に札を立てかけておくのだが、それを忘れてしまったせいでケインも気付かなかったらしい。そしてちょうど湯船から脱衣場に戻ってきたティアナと鉢合わせしてしまい、見事な紅葉の跡ができるほど強く叩かれたと言うことだ。
「そういえば……レイスは?」
「あいつならまだ入っているよ。1人でのんびり浸かりたいんだと」
「振られたのか。なんだよ、レイスのことも気にかけていたのにからきしダメじゃねぇか」
「仕方ないだろ。あいつ、本当に強敵なんだから……」
溜め息を零すケインに、ティアナは彼を慰めるように優しく頭を撫でた。
◆◇◆◇◆
「あうー……」
「もう、くたくただよぉ……」
「か、身体が……」
「動かない、ですね」
その頃、ヴィヴィオ達はルーテシアが見守る中、大きめのベッドに横たえていた。どうやら相当無理したらしく、身体はもう限界で動くのにも多少痛みが伴うようだ。
「限界を超えて動き回るからだよ。ちゃんとペース配分しないとね」
「何でルーちゃんは平気なの?」
「そりゃあ年長者だもの。それに、みんなより魔導師として長いからね〜。
まぁ、レイスも平気そうな顔をしていたけど。最後にヴィヴィオのカウンターを食らっておきながら、目が覚めたらまったく疲れを見せないんだもの。意外だったわ」
「そうですね。レジサイドさんも、一緒にくたくたになると思っていたので、私も意外です」
ルーテシアの言葉に賛同し、アインハルトは改めて隣に並ぶヴィヴィオらを見詰め、その凄さに驚いていた。
(コロナさんのゴーレム創成に、その操作。リオさんの独特な魔法戦技……そして、ヴィヴィオさんのカウンター。
みんな、本当に凄かった。特にヴィヴィオさんが1戦目に繰り出したあのカウンター、一撃で意識を遮断されて……)
ヴィヴィオの背を見詰めながらぼんやりと考えていると、不意に彼女がこちらを向いた。
「アインハルトさん、なんですか?」
「あ……い、いえ、なんでもありません」
なんとなく気恥ずかしくて、アインハルトは誤魔化してしまう。素直に言えばよかったと後になって悔やむが、また彼女らの凄さに驚く日が近いうちに来そうな気がする。その時にまた、ちゃんと凄いと言いたい。
「アインハルトはこういう試合って初めてだったんだっけ? どうだったかな」
「はい。とても勉強になりました」
「それなら、次はこんなのはどうかな?」
アインハルトの言葉に満足したのか、ルーテシアはインターミドル・チャンピオンシップの説明を始める。
何年も前から行われているが、耳にするのが初めてだったアインハルトはすぐに興味を示した。
「私たちも今年から出場できるんです」
「数は少ないですけど、格闘型の人もいますよ」
「自分の魔法や格闘戦技がどこまで通用するか……それを確かめるのにも、いいと思うよ」
インターミドル・チャンピオンシップのことで会話が弾む4人とは違い、アインハルトは顔を俯かせていた。だが、それは迷いや不安からではない。その瞳には確かに闘志がみなぎっていた。
「みんな〜、栄養補給ドリンクを持ってきたよ」
「ありがとう、なのはママ、メガーヌさん」
栄養補給のために作られた甘いドリンクを受け取っていると、メガーヌとなのはもインターミドル・チャンピオンシップの話をしていたことに気がついた。
「インターミドルに出場する子って、本当に強いことあるよね」
「上位者はプロ格闘家になる人たちも多いんですよ」
「そうなのですか。
そういえば、コロナさんのゴーレムは……?」
「毎回、その場でくみ上げるのならOKだそうです」
ヴィヴィオ達から話を聞きながら、アインハルトは自分の気持ちが沸き立つのを止められなかった。それに気づいているのかどこか上の空になっていても攻められることはなく、寧ろ自分も同じだとこっそりヴィヴィオが耳打ちしてくれる。
(どうしてだろう。もう身体はくたくたなのに、新しい戦いが、まだ見ぬ強い相手がいると聞くだけで……心が沸き立ってばかりだ)
こんなにも楽しみにするのは、いったいどれくらい振りなのか分からない。もしかしたら、これが初めてなのかもしれない。
「どう、アインハルト。出場してみる気はある?」
「あ、あの、えっと……」
気分が高揚していたせいで、アインハルトはすぐに言葉を纏められない。そんな彼女に気付いてか、ヴィヴィオがずいっと顔を寄せる。
「あの、アインハルトさん。大会の予選は7月なので、まだ時間があります。
だから私、もっと鍛えて、もっと強くなって……公式試合のステージで、またアインハルトさんと戦いたいです」
まっすぐな瞳。まっすぐな言葉。そしてまっすぐな気持ちをぶつけられ、アインハルトは迷うことなく頷きかえした。
「ありがとうございます、ヴィヴィオさん。
インターミドル……私も、是非出場させて頂きます」
「あ……はい♪」
嬉しそうに手を取り合う2人に、コロナとリオもそっと手を重ねる。
「ところで、参加資格は大丈夫なの?」
「健康面と年齢制限、それにコーチも大丈夫だよ」
「あら、じゃあデバイスは?」
「デバイス……」
「えぇ。安全のために、CLASS3以上のデバイスを所有し、装備すること……アインハルト、大丈夫なの?」
メガーヌの言葉に、しかしアインハルトは顔を俯かせてしまう。
「残念ながら……古代ベルカのデバイスは、造るのが難しいと聞きますし……」
「ふっふっふ〜。そこは、この私に考えがあるから任せなさい♪」
「あぁ、なるほどね」
「名案だね、ルールー」
ルーテシアが胸を張り、なのはとヴィヴィオはすぐに納得する。どうやら本当に任せきりにしてしまって大丈夫のようだ。詳細はまた明日と言うことで、今日はゆっくり休むことにした。
◆◇◆◇◆
夜の10時頃───。
アインハルトはふと目覚め、静かに身体を起こす。隣にはヴィヴィオ、リオ、コロナが順々に並んで小さな寝息を立てている。彼女らを起こしてしまわないようベッドから出て、何気なく窓から空を眺める。星々と月が明るく、室内を照らしてくれる。
ふと、その目にクラウスの回顧録がうつった。椅子に腰かけて表紙を開く。ぱらぱらとページをめくる音だけが、静寂に満ちた部屋に響いた
「クラウス……」
名を呟き、そっと回顧録を撫でる。アインハルトにとって、彼は覇王としての記憶と覇王流を遺してくれた人だ。辛い記憶があろうと、恨む気は毛頭ない。
(そういえば、ヴィヴィオさんと会ってからはあまり悲しい夢を見なくなって……その代わりなのかな。この回顧録にあるような、聖王女殿下との温かな日々を思い出すようになった)
そんな、幸せな日々を夢に見ているものの、アインハルトが抱く願いは変わらない。彼の悲願でもあり、自分の願いでもある覇王流の強さの証明。だが、これまではクラウスのように命を懸けた戦いの中でなければ辿り着けないと思っていた。
(でも、今は……)
ヴィヴィオやみんなが教えてくれた、公式魔法戦の舞台。そこに出たい。出て、証明して見せたいのだ。
「クラウス……私は、そこで戦ってきていいですか?」
答えなど返るはずもない。それでもアインハルトは、問わずにはいられなかった。ぎゅっと回顧録を抱き締め、静かに問う。
「いつか貴方に追いつき、追い越して……そして、覇王の悲願を叶えるために」
しばらくそのままぼーっとしていたが、今のままでは眠れそうもないので静かに部屋を出ていく。温暖な気候が1年中続くだけあって、夜も半袖で過ごしていても気にならない。アインハルトは、今日練習試合を行った訓練場に足を運ぶ。ここで覇王としての力を揮い、みんなと協力して戦った。とても充実した試合を行えたことを改めて思い出し、溜め息を零す。
「あれは……レジサイドさん?」
ふと、刃が風を切る音がした。きょろきょろと視線を見回すと、その小柄な身体よりも大きな双頭刃を振り回すレイスの姿があった。てっきり寝ているかと思っていたが、彼は懸命に身体を動かしている。
アインハルトはしばしそれを眺めていたが、あることに気がついて、1度ロッジへと引き返す。冷蔵庫の中に置いてある甘い栄養ドリンクを見つけると、自分が持ってきた水筒の中に入れて、冷たい状態を維持するために氷も少し追加する。そして改めてレイスのところへと戻って行った。
「…はぁ」
ちょうど一息ついたところの様で、アインハルトはタオルと水筒を持ってレイスに声をかける。
「レジサイドさん」
「ストラトスさん……どうして、こちらに?」
「ふと、目が覚めてしまって……あの、よかったら使ってください」
「あ、すみません。わざわざ持ってきてくれたみたいですし、ありがとうございます」
「いえ、これくらい気にしないでください」
アインハルトからドリンクとタオルを受け取り、一息つく。ちょうど夜風が吹き、火照った身体を心地好くしてくれる。ペイルライダーを待機形態に戻し、立ち尽くしているアインハルトをベンチに座るよう促す。
「レジサイドさん、何時頃からこちらに?」
「30分ほど前ですね。僕もふと目が覚めたので。
そういえば、ルーテシアさんが仰っていましたが、インターミドルに出場なさるとか」
「はい。そこで、覇王流の強さの証明をしたいんです。
もちろん、ただ証明することに拘っているわけではありません。他にも強い方が多々いると聞きますし、そんな方々と是非手合わせをしたいんです」
「ふむ、なるほど。
少しずつではありますが、貴女にとって良き方向に進んでいるようですね」
嬉しそうに微笑んでくれるレイスに、アインハルトは今度は自分が彼の支えになりたいと、次第に思い始めていた。
「あの、レジサイドさんも出場なさいますか?」
一緒に──ヴィヴィオやノーヴェ、リオ、コロナ、そしてケイン。たくさんの人から誘われ、そして学んだことだ。ずっと独りでいることほど辛いことはないと、今ほど強く思うことはなかった。
「いえ、僕は出ません。目立つのは嫌いですから」
だが、レイスはあっさりと断った。アインハルトは少し寂しそうな顔をするが、それを見せるのは弱さを晒しているようで嫌だった。
(あ、そういえば……)
ふと、レイスに少しは寂しいと認めたらどうだと言われたことを思いだした。アインハルトはおずおずと手を伸ばし、レイスの手を握る。ただ言葉を並べるだけではダメだ。ちゃんと、自分がこうしてほしいと切に願っている姿勢を見せなくては──その一心で、いつの間にか握っていた。
「その……できれば、レジサイドさんと手合わせしたかったのですが……。
もちろん、無理にとは言いません。ただ、よろしければ……傍に、居て欲しいんです」
「傍に……ですか?」
「はい。レジサイドさんが前に仰っていたように、少し寂しいと言うことを認めようと思うんです。
確かにインターミドルへの期待感はあります。ですがそれと同時に、不安もあるんです。覇王流が通じるのか、どこまで上り詰めることができるのか……」
「……それは、本来であればセコンドかコーチの役目では?
僕が口出しすることではないですし、なにより素人の意見を言っては貴女にとって逆効果でしょう」
しかしレイスは、思いの外冷ややかだった。嫌と言うより、少し戸惑っている表情なので、まだ可能性はあるだろう。
「貴女の事情をよく知るノーヴェさんか、もしくはラーディッシュさんが適任だと、僕は思います」
「それは、そうですが……」
レイスの言う通りだ。アインハルトはそのまま黙ってしまいそうになるが、ここで引き下がるわけにはいかない。せっかくフェイトが背中を押してくれたのに、それを無駄にするようなことだけはしたくなかった。なおも食い下がるべく、アインハルトは言葉を選びながら口を開く。
「……正直に、言います」
「はい?」
「レジサイドさん……私は、貴方のことが危うげに見えるんです。ずっと自分を押し殺して、誰にも本当の自分を見せようとしない。私にはそう見えます」
「……そうだとして、それがなんだと言うんですか? 貴女には関係のないことです」
レイスにしては珍しく、冷ややかで人を寄せ付けない言葉と声色だった。アインハルトは一瞬驚き、その冷徹さに恐怖する。それでも、引き下がる気は毛頭ない。
「関係ないだなんて、そんなことありません。私にとってレジサイドさんは、大切な友人です。
友人が苦しいと思っているのなら、私は助けたいんです。自分が助けられたように……!」
「…揚げ足をとらせてもらえるなら、僕は別に苦しいなどと思ったことはありません。
話がそれだけなら、早々に寝た方がいいと思いますよ。明日は午前中は休みとは言え、ストラトスさんはデバイスに関してあるでしょうし」
「レジサイドさん……」
冷たく、鋭い返しだった。ぎゅっと拳を握りしめ、アインハルトはどうしようかと悩む。ヴィヴィオのように戦って伝えるなんてことは自分にはできないだろう。やはり、引き下がるしかないのか。
「それでも、私は引き下がりません」
だが、アインハルトはレイスの手を改めて取った。もう多少なりとも強引にするしかない。
「ストラトスさん……これ以上、僕を困らせないでください」
「え?」
「貴女は勘違いをしています。僕は1度たりとも、貴女を支えたことなどありません。
ヴィヴィオさん達が支えてくれた時、偶々偶然僕も一緒にいただけです。何もしていないんですよ、僕は」
「そんなことは……」
「だから、僕のことを買いかぶっては自分を傷つけるだけです。
貴女ほど脆く、危うげな女性が、これ以上傷ついてはいけない……僕はそう思います」
「…やはり、レジサイドさんは優しいですね」
「だからそれは……!」
「勘違いなどでは、ありません」
はっきりと、レイスの言葉を遮る。どれだけ彼が自分を殺し、本当の自分を見せまいと、総てを隠しきるなど不可能だ。自分がそうだったように、彼も彼本来の性格か言動が必ず見えてくる。
「レジサイドさんは、本当に優しい方です」
「そんなこと、ないと言っています……!」
まっすぐに見ると、レイスは苦しそうに視線を外した。これ以上は、逆に彼を苦しめ、傷つけてしまうだろう。アインハルトは心惜しそうに手を放す。
「レジサイドさん。私は、果たしてインターミドルに出てもいいと思いますか?」
「え?」
「クラウスは命を懸け、死に物狂いで強さを手にしようと奮戦し、覇王流の強さを証明しようとしました。
ですが私が挑むのは……悪く言ってしまえば、お遊びなのかもしれません。そんなところに出場していいのでしょうか?」
月を見上げながら問いを投げるアインハルト。レイスは、それに対して冷徹に答えようと口を開いた。そうすれば、もうこれ以上彼女が自分の言動で迷い、傷つくことはないから──いや、もう自分が詮索されずに済むから。誰にだって、晒したくないことや触れられたくないことの1つや2つ、あるだろう。
「あ、あの……」
だが、どうしても言葉がうまくまとまらない。ここで拒めば、きっともう誘われないはずなのに、何も言えなくなってしまう。だから───
「あっ……」
───レイスはただ、黙ってアインハルトを抱き締めた。
「……そんなに迷うのであれば、出場しなくていいと思います。例え悲願を成し遂げずとも、誰も貴女を責めたりしませんから。
ですが……きっと貴女は、自分を赦さないでしょうね。ストラトスさん、貴女は……頑固なところもあるようで」
「…はい。意外と、頑固なんですよ」
後ろから回されているレイスの手に、そっと自分の手を当てる。彼に話して、本当に良かったと思う。まだ本当の姿を目にしていないが、この優しさは絶対に本物だ。
「レジサイドさん。ありがとうございます」
背中から伝わる温もりに心地好さを感じながら、アインハルトは静かに目を閉じた。
◆──────────◆
:あとがき
ケインくん、ごめんなさい……でもやらないといけない気がしまして(ぉぃ)
さて、いよいよインターミドルへと向かっていきます。
ただし試合の結果は絶対に変えませんので、それまでにレイスと色々やっていけたらと思っております。
練習試合も終わりましたので、アインハルトも早速レイスとの距離を縮めることに。
とは言え、やはり冷ややかな態度で返しますが、それでも響いてはいるようです。
しかしアインハルトはまだ自分のことも整理がついていないため、押し付けるばかりにならないよう遠慮もします。
どちらを優先すべきか分からない中で不器用ながらも自分のこともレイスのこともどうにかしようとしていきます。
果たしてレイスはアインハルトの言うように優しいのか、それとも見せかけなのか……追々明かしていけたらと思います。
それにしても、ラストではレイスが大胆な行動を見せましたが、普段はヘタレで女心の分かっていない阿呆なので、こんな姿は今回だけです(笑)
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