マルクト貴族の正しい冬の過ごし方 (2/4)
そんなことを考えながら、俺は鍋の準備をするために席を立った。
さっきも言ったけれど、陛下の部屋は立ち入りがなくなっている。つまり、それは陛下の身の回りの世話をする人もいないってことで…。
その役目は必然的に俺に回ってくることになる。
マルクトに帰ってきたのは間違いだったかなぁ…。物思いにふけっている間に鍋はほとんど出来上がっていた。(まぁ、鍋なんてぐざいをぶちこめば出来る気もするけど。)後はこたつの上のコンロで温めれば出来るだろう。
「あれ?。ジェイド?。」
「おや、ガイ。おじゃましています。」
俺が1人で鍋を作っているうちにどうやらジェイドが無理矢理連れてこられたみたいだ。あきらかに黒い何かを背負っているけれど、それは見なかったことにする。
鍋を置いて俺もけたつに入る。やっぱりこたつはいいなぁ…。
「ところで陛下、一応聞いておきますが私をここに呼んだ理由は?。」
「ん?ああ。こたつを楽しもうと思っ「タービュランス。」」
ジェイドが陛下におもいっきり譜術をかましたせいで、陛下に脇腹を蹴られた。しかも、蹴った本人は完全にのびている。「ッ……ゲホッ…ジェイド…!。」
「おや〜すみません。大丈夫ですか?。ちょっと見せて下さい。」
そういってジェイドは俺の服をはだけさせ、おもむろに腹をさぐり始めた。
「ちょっ…ジェイド…!?。」
急にジェイドの冷たい手が腹に触れてビクッと身体が震える。それはまるで、快感を感じた時のようだった。
「あっ……ジェイド、何を…。」
ジェイドの手が俺の腹をまさぐる。腹を触ったって痛みが引く訳じゃないのに。
「ふぅ……、ああっ!!。」
そんなことを考えていたら、急に胸の突起に指をかけられた。そして、そのまま弄ばれた。
気が付いたら服は完全にはだけさせられて、かろうじて引っ掛かっているだけの状態だった。
「ジェイドぉ、そ…こばっか…い、やぁぁッ!!。」
「こをなに食べて欲しそうにしているのに?。」
「んぁ…ここじゃ、なぁっ…くて…。」
「?」
「あ……こ、こも、食べて?。」
胸を散々弄ばれて、俺自身はもう限界だった。
早くジェイドに解放して欲しくて、俺はもっと強い刺激を求めていたんだ。
「こちら…ですか?。」
「っひゃあ!!…やぁ…ちがあっ!…。」
あんなことを言ったんだから触ってくれると思っていた俺の心を裏切り、ジェイドは俺自身のさらに奥の後孔に触れてきた。
そして、おもむろに指を入れて慣らし始めた。
「あっ!…ん、ふぅ…ッきゃあっ!!!」
ジェイドの指が奥のしこりを引っ掻く。
何度も刺激され、俺の頭はショート寸前だった。
「じぇい、ど…もぉ…ッ。」
快感で頭がいっぱいになり熱をはきだすことをジェイドに告げると、ジェイドは俺自身に指をからめ根元をギュッ、と締め付けてきた。
「ッ!?…いやぁっ、離してぇッ!!。」
はきだされるはずの熱が塞ぎ止められ俺のナカに留まる。
「ガイ…イきたいですか?。」
塞ぎ止められた苦しさに喋ることもできず、必死に頭を縦にふる。その行為を見たジェイドの顔が笑っているような気がした。
よく、分からなかったけど。
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