HSH 05/保険金でも目当てだったんじゃないですか?/ティーンズ
「じゃあ言い出した僕から。僕は火事で死にました。最後に柱が落ちてきて終わりですね」
「…いきなりすごいさぁ…。でやり残したことは?」
「そこまでやり残したことって思いつかないんですよね。師匠の借金返せなかったことかな?僕几帳面だし」
「師匠??」
オレ等は首を傾げる。
「あ、僕がそう呼んでいた人なんですけど酒と女癖が悪くてね…」
アレンの顔が徐々に恐くなっているのは気のせいだろうか…
「後どれくらい残ってるの?」
リナリーが聞く。
「えぇ、それはもう=自主規制=くらいですか、ね」
「「「!?」」」
どんだけだよ、その師匠…
「そ、それ、返せるんさ…?」
「さぁ?ラビの体でも売り飛ばせば返せるんじゃないですか?」
「………」
いやいや、オレの体売っても返せそうにない額だからね!多分だけど。
それほどアレンの借金はすごい。
「もしかしてあの火事も仕組まれていたんじゃないですか?僕保険金かけられてたし…ふふふ」
「怖すぎるよ!」
いや〜、いきなり深かった…
あの、アレンさん?頭に角見えてるからね。
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