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好きときめきとキス
#035
「いてぇ」
腰から何の前触れもなく落とされた流雅はベットの上で自業自得だとふんぞり返っている真琴を見上げる。
「早く起きないから悪い」
自分に一切非はないような態度に流雅は目を細める。
その姿に一瞬恐れた眼をした真琴にニヤリと笑みを浮かべると、ふんぞり返っている真琴をベットにくくり付ける。
「ちょっ・・・りゅ・・が・・・っん・・んん」
舌同士を空中で絡めるようにすると飲み込む事も出来ない唾液が真琴の首筋を通る。
首筋を流れる生暖かい感触。
ぞくりと真琴の肩が震えて、流雅は楽しそうな表情で真琴の舌を貪る。
その間に、真琴の腕を近くにあったシャツで真琴の腕を一括りにすると毀れる唾液を漉くって真琴の口内に戻す。
「ヤラシイ顔してんじゃねぇよ」
開放された舌を次は指で引き抜くように掴まれて、痛さと嗚咽感に涙を浮かべる真琴。
「っ・・う・・ぉあっ・・ぐぅぁ・うっ・・おぇ」
「痛いか?」
声を出せないことを知っていながら問う流雅の表情は楽しげで、真琴が苦しむ姿に喜び狂喜した眼が目ざとく真琴の変化を見つけた。



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