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好きときめきとキス
#034
「そう、貴方達の恋愛感情はよくわからないわ。」
落ちてきた髪の毛を耳にかけた白は首をかしげる。
「俺はアイツを拾ってこの世界を知って全てを知ったんだ。
だから・・・かな?お互い依存しあってる」
昔を思い出す表情をすると、いつもと違う微笑を見せる。
「幸せそうね」
18、9くらいに見える格好をしている白はそっと自分の胸に光るロケットを握り締めた。

「それじゃ流雅が起きたら帰るよ」
横でいまだに眠ったまま猛々しいオーラを発する恋人の髪を撫でると真琴は思い出したかのように声を発する。
「あら腰が痛いなら当分居てもいいのよ?」
ニヤリと維持の悪い笑みを零すと椅子から優雅に立ち上がる白。
そのせりふに頬に赤みがかかると口を金魚のように開閉した真琴を尻目に白は優雅にさってゆく。
いまだに腰が痛いのは本当
だからこそまだ眠っている野獣への八つ当たりとも取れる起こし方で店中に流雅が落ちる音が響いた。



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あきゅろす。
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