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好きときめきとキス
#026
「ちょ・・・」
真琴への悪戯をしながら運転する流雅は突然に車を道際に寄せる。
「限界、ヤる」
「はぁ?!ちょっと・・んぅ・・ぅぁ・あ・」
反発しようとした声は途中でさえぎられる。
熱くやわらかいものが真琴の唇を塞ぎ、
閉ざそうとした唇の壁は強引に進入してきた舌が暴れる。
抑えがきかない上に動きづらいのか流雅は舌打ちをして、助手席を倒して、後ろのシートへ真琴を追い込む。
「まって・・リュ・・・ま」
「五月蝿い黙れ。」
このままでは誰に見られるかわかったものじゃない。
そう冷や冷やしていると、流雅は助手席との間にあるカーテンを閉めた。
前からはカーテンのお陰で見えなく、周りは黒いガラスで覆われているため、
覗き込まれても見えない。
「リュ・・急がないと・・・怒られ・・ふぁ・・や・・ああ・ぁ・ん・・・あ・」
理性の残っていない流雅に何を言っても無駄だと解っているのに真琴は必死で訴える。
「早くヤれば問題ねぇだろ」
カチャっとベルトが外される音に、真琴は深い溜息とともに目を閉じた。



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