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好きときめきとキス
#025
「それぐらいも我慢出来ないわけ?」
そういわれて、真琴は必死に口を閉じる。
(お前のせいだろ!!)
心の中では流雅に悪態をつきながら彼を睨みつける。
元はといえば元凶は間違いなく流雅だ。
起きなかったとご立腹されても、そうさせたのも彼。
「何?考え事か」
「ううん、流雅が全部悪いな・・・」
語尾は龍雅の唇に吸い取られ、運転中だと言うのに、彼はハンドル片手に深いキスを仕掛ける。
(キスは好きだな。)
口内を暴れまわる舌を好きにさせておきながら、真琴は冷静に流雅の感想を考える。
優しいけどずるい。
そんな所に弱いのだと気づかされた気がした。



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あきゅろす。
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