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好きときめきとキス
#023
「んっ・・・?」
違和感が真琴を襲う。
先ほどまで流雅が入っていた場所に何かが入っているような感じがした。
「どうした?」
運転席に座り込んだ流雅はエンジンをかける。
それとともに、ポケットに手を入れた。
「っん・・・」
ぴくっと真琴の体がはねる。
「流雅・・・何いれっん・・あぁ・・ふ・やっ・・や・」
強くなった振動に、流雅を攻める声は喘ぎ声に変わる。
必死に、声を抑えるように口を自身の手でふさぐ真琴をフロントについている鏡で確認する。
心底楽しそうに隣で流雅は運転をし続けている。
「お前が寝ていたから中掃除したあとちょっとした悪戯してみた。あと2時間は走るから楽しめ」
悪魔の声が真琴を支配した。



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