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未熟な恋心
#026 SHIN
俺は汚れて汚い。
それに比べて気まぐれでも抜け出させてくれた光が馳河が眩しくてうつむいた。
濡れていた服は乾いていて、うつむく時に香ったシャンプーは自分の物ではないことに驚く。
シンが意識をなくしている間に乾燥させてフロに入れてくれた事を理解した彼は全て理解した上でシンと普通に接してくれている馳河に安心し、同時に決意した。

同じ性別だというのに関節が浮き出ている大人の手をゆっくりと掴むシン。
震えてしまいわない様、意識をしながら自分の頭の上から離して彼は息をゆっくりと吸い込んだ。

彼に甘えるのは最後。
これから遇ったとしても客として接するだけにしようと。
甘えれば自分が悲しくなるだけ。
そうやって今まで過ごして生きてきた。
これからもそう変わらない。




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あきゅろす。
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