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未熟な恋心
#025 SHIN
ここにいればすぐに馳河を見つけられる。
なに、乙女な発想してんだよ。
自分に苛々が募る。
「おせぇよ、ばーか。」
「馬鹿?誰の事だ。」
「うわっ!」
びっくりした・・・何時の間に帰ってきてたんだろう?
「そこじゃ、風邪を引く。俺がいなくて寂しかったのか?」
俺にそういうと馳河は難なく俺を抱え上げ、ソファに横たえた。まだ、笑ってやがる。
ここまで軽々と持ち上げられるのはかなり子供扱いされているようでならない。
それと平行して安心するのも確かだけど。
「別に・・・んな訳ないじゃん。」
馳河の言葉に拗ねるように言えば誰でも落とせるような笑顔で笑われた。



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