未熟な恋心
#022 SHIN
服を着ることを忘れてただ相手の男につっかかる。
「何が言いたい。女々しいこと抜かして・・・何かって聞いてきて逆切れかよ。淫乱便器が!」
本性を表した浩二の態度に頭が混乱する。
「逆切れ?それはアンタじゃないか。勝手に俺を連れ込んで何もかもめちゃくちゃにしたんだ。アンタは便器に自分を突っ込んで毎日俺よりもイってたんだ。そんなに淫乱な便器がお好みかよ!」
いってから、鼻で笑って俺は服を着る。
男はうつむいて何も行ってこない。
やっぱりこいつにとって俺はただの便器であって、彼氏でもなければ大切なものでもない。
もう二度とここにはこないんだろうな・・・それでも俺は振り向かなかった。
男が後ろで何か叫んでいても怖くなんかなかった。
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