あの都市伝説のその後 風を纏う古龍
【2009/01/08 7:29】
かなり知られている都市伝説の一つに
「アイドルファンからのプレゼント」
というお話がありますよね。
簡単にその内容を説明しますと…
ある晩、若手のアイドルの卵たちが集まって、そのうちの一人の娘のバースデーパーティーを彼女の部屋で行う。
彼女のファンからもプレゼントがたくさん届いていた。
花束、ぬいぐるみ、ブランド物… etc
その中に混ざって一本のビデオテープがあった。
彼女達はそれに興味を持ちさっそく再生してみた。
どこかのマンションらしき部屋の一室が映る。
しばらくすると、小太りでいかにもオタクっぽい男が中央に現れる。
そしてその男が、変な踊りや歌（ヲタ芸？）を一生懸命にやり始めだす。
アイドルの娘さんたちはその映像にウケて大爆笑。
しかし、その中の一人の娘（今日、誕生日の娘）はガタガタ震え、目には涙までうかべている。
そして一言。
「これ… あたしの部屋」
最初、この話を聞いた時はかなり衝撃的でした。
現実的にありそうな都会のリアルな怪談といえるでしょうか。
実話… だそうですが…
本当なのでしょうか？
このお話、冷静に分析したらかなり不自然な点がないですか？
あのアイドルオタクの男性は何故、自分の姿をわざわざビデオに晒す必要があったのでしょうか？
相手の反応を想像して楽しむため？
もしそれだったら、そのアイドルの娘の寝顔でも映して送りつけてやれば充分なのではないでしょうか？
自分の姿、顔を映すメリットがまるでない。
住居不法侵入をしたという決定的な状況証拠を示す映像を相手に渡してしまっている。
これほど不利なことはないですよね。
このビデオテープをそのまま警察に持っていけば、おそらく翌日には犯人の男は捕まるでしょう。
ですが誰か皆さん、このような事件の犯人が捕まったというニュースを見たことのある方はいらっしゃいますか？
それとも…
あるいは 現代ではこの程度の犯罪くらいならニュースにもならないということなのでしょうか？
もしそうなら…
それはそれで、都市伝説といえるのかも知れませんね。
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