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第四章
二人の反応





――――――――――


今日はアデルとラトとでクリスマスプレゼントを買いにダイアゴン横町に行こうという約束の日だった。
カノンは男の子の格好で行こうとしたが、イーグが頑として譲らず彼が用意した服を着るしか選択の余地がなかった。もちろん、レックスやノエルまで彼に渡された服を着せられる羽目になった。




ダイアゴン横町に着いてみると多くの人で賑わっていた。カノンはその中で知っている顔の人には会いませんようにと心の中で念じた。待ち合わせ場所にはすでに二人の姿があったのでカノンは急ぎ足で近寄った。


「待たせてごめんなさい」


カノンの言葉に二人は振り返ると固まった。それにカノンは首を傾げて、レックスを見た。レックスはレックスで苦笑いを浮かべてカノンの頭を撫でた。


「えっと、二人ともどうかしたの?私の顔に何かついてる?」


すると二人は首を音が鳴るほど強く横に振った。先に口火を切ったのはアデルだった。顔を少し赤くして興奮したように喋る。


「今日のカノンすっごく可愛い!」

「えっ?…あ、ありがとう」


あまり可愛い等の言葉に慣れていないためカノンは照れ笑いでアデルに言った。それに益々二人は見入っている。さすがにこれにはレックスも呆れたのか、カノンの腕を引っ張る。


「ほら、プレゼント買いに行くんだろ?」

「う、うん」


先へ先へと進んで行くレックスにカノンは必死について行った。アデル達はやっと我に返ると二人の後を追って行った。









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あきゅろす。
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