第二章
決まった
「カノン・ルヴェルディ。前へ」
二人のやり取りを見ていたカノンは自分の名前が呼ばれたことに一瞬気付かなかった。
慌てて前に出ようとした時に、校長席に座るダンブルドアと目が合った。彼はカノンに優しく笑いかけたが、カノンはどこかぎこちない笑顔で返すのでいっぱいだった。
椅子に座るとすぐに帽子を被される。帽子は他の生徒の時はにすぐに決めのだが、今は少し悩むようなし仕草をした。
「君は…。難しいなぁ」
「そうかな?私としてはあんまり絡まれるのも好きじゃないし、かといって全然相手にしない所も嫌だからされら以外ならどこでもいいよ」
かなり無茶ぶりなことを言っていることは自分でも自覚していることだった。それに帽子は笑い、腹を決めたように高々と言った。
「レイブンクロー!」
「そうなるんだ」
カノンは大体予想していた結果に仕方ないという感じで椅子から立ち上がり、レイブンクローの席に向かった。
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