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私達は立つ!
奇抜、喜末。

「間違えたカードで私と私のパートナーと無関係なデジモンが融合して、この世界にいる」

幸の四角いのデジヴァイスから、文字が流れる。ロップモンと静かに右から左にスライドしていく。仲間のパートナーの一体だが、それが誰のパートナーかは、あまり覚えてない。たまたま集まって偶々導かれ偶然に選ばれた子だからだ。
自分のパートナーは短い期間だから、だとかじゃない。本当に覚えてない。どんな形をしていてどの種なのか。
でも、必殺技はロップモンのでないのは確かで、そして必然的に覚えていない相棒の技になるが、気がつけば使えていたのは不思議だが、今はそこまで気にまわす事はない。

「髪の毛の中に隠してるから、あんまり分かりにくいんだけどね」

曖昧に笑って、髪の毛から茶色の耳を持ち上げる。茶色に白のラインが入った耳が2つ重たげに持ち上がる。

「ま、こんな感じかしt「やっぱり何回やってもロップモンのデータしか出てこないーっ」。」

幸から見て一番奥の少年が騒ぎ立てた。

「こ、光子郎?」
「ぎゃひん!」
「あ、ちょっと幸ちゃん。」
「……大きい音は聴覚が良くなってから苦手なだけ、大丈夫。平気。」

原因が解ってるから。まだ、落ち着いていられる。力強く握った手は青白くなっていたが、ゆっくりと剥がした。叫んだ少年が責め立てられるように、言い合いしている。

「無理しなくていいのよ」
「大丈夫、懐かしいから。」

微かに細まる目は、何を描いているのか、検討はつかないが、その瞳にはうっすら涙が浮かんでいるようにも見えた。

「私八神ヒカリ。」

それからね、タケルくんにパタモン。あっちにいるのがお兄ちゃんとアグモンでね。
それから、と言いながらヒカリがあっちがねこっちがね。と紹介をしていくが幸の頭はついていかない。

奇抜、喜末。
(え、っとこっちがワームモン?)(それは丈だよ、)(え、じゃあこっちがミミさん?)(それはヤマトだよ。)(よし、解った!キミがテイルモンだ)(それはパタモンよ。それに私がテイルモンよ)(…気楽に次行こう、次!)(うわ、僕の出番はいつになったら来るんだろうね)(仕方ないです、そういう運命なんですから)(気にすることにゃーの、伊織。)(君がホークモンだ!)(それは、パルモンだよ。)(意外と諦め悪いんだね)(丈みたいだよな)

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あきゅろす。
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