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囚われた鎖8


どこで覚えてきたのか解らんが、初めてのフェラで出来る舌の動きではない、と思う。

「ん、ァ……」

噛み締めていた気持ち悪い声が不意に漏れる。
それに気をよくしたのか喉奥までずっぽり食わえ込んで、先を舌で刺激しながら前後に動かされる。

「やぁ、あ、ア……ッ」

どんどん先走りの量が増えているだろう、もう絶頂も近い。
もとより自慰自体殆どしない性質だが、最近は忙しくてそれも全くしていなかったこともあり、普段より濃厚であることは間違いない。

「で……る。……出ちゃうから、離せっ」
「このままイっていいれふよ」
「ヒッ……あ、やらぁぁぁぁぁ!や、ア、ッ……ひん」

話された振動によって精液を吐き出した。
余程溜まっていたのか、物凄い量を吐き出し、それは全て古泉の口の中に放出された。
口の中は青臭い精液だらけだろうに、全てを搾り取るようにちゅっと吸われる。

全部搾り取られ、くたりと脱力すると視界を遮っていた物をずらされ、視界が明るくなった。
暗闇に慣れていたため眩しくて焦点が中々定まらない。


「お、まえ……何やって、」

漸く焦点が合い出した時、目の前の古泉を見て、信じられない物を見た。


もごもごと口の中で俺の精液を味わっていたから。
にこりと微笑まれても意味が解らない。

はっ……?
一体何が起きている?

不思議な光景というか異様な光景に圧倒され、固まってしまう。

そんな俺は赤子同様扱いやすかったのだろう、ぐりんっと俯せの状態に反転させられ尻を高く上げさせられる。
そして先程指で触れられていたアナルに舌を入れられ、口の中の精液を出され滑りをよくする。
気持ち悪いはずなのに、どうしてだろうか……俺のペニスは痛々しいほどに勃ち上がっている。
尖った舌が中をこれでもかと言うほど突いてくる。


くちゅり、ピチャ……


濡れた音がアナルから聞こえ、羞恥は更に増す。
視界がぼやけているのは、生理的に流れる涙のせいだろう。

少しして解れてきたのか古泉はアナルから舌を抜くと一気に指を突き入れてきた。

「ンあっ、や……ひぃッ」

グシュ、グチュリ……指が何本入っているかも解らないが、入っている場所からは凄い音が聞こえてくる。

と、また仰向けにされる。
指を動かされながら体を反転させられたため後ろを締め付けてしまい、指の形がリアルに解ってしまった。

脚は肩に着くくらいに上げられているから古泉からは俺の見られたくない場所が全て見えているのだろう。
霞む視界で古泉を見上げると、美しい笑顔が近づいて来て、キスされる。
抵抗などもはや皆無の俺の唇はたやすく古泉の舌を受け入れる。

「んむ、ん……っ?!」

古泉の舌に酔いしれていると何か、青臭いものが口移しで俺の口内に入ってきた。
それがなにか理解できて吐き出したかったが古泉に塞がれていて吐き出せない。
空いていた手で鼻を摘まれ、息苦しくなりごくり、と飲み干してしまった。
それは正しく俺の精液であり、苦くて死にそうな味で顔を露骨にしかめると間近の古泉は愉快そうに笑った。

ちゅっ、という音を立て唇を、鼻を解放され、せわしなく肩で息をする。
その間もアナルの指は動かし続けられていた。
時折良いところがあたるのか、ビクンッと体が揺れる。

「ふふ……腰が揺れてますね。本当に僕好みの体で、堪らないですよ」
「ひぁ、あ、ア……助けっ、」





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