擦れ違いLover5
「はぁっ、はっ……、な、んだ今の……」
「貴方の感じる場所ですよ、保健で習いませんでしたか?」
保健とかまともに聞かないから分からん、とは言えず静かに首を振ると笑いながら向こうの古泉さながら説明を長々としてきた。
話は八割ほど右から左へと聞き流しながらぼんやりと考える。
どうしたら帰られるんだろう。
ハルヒと古泉を連れて、朝比奈さんをハルヒが連れ去って、長門が待つ文芸部室に行って……それから、何をしたのだろうか。
それから先の記憶はどこか靄がかっていて分からない。
「話、聞いてます?」
拗ねた口調の古泉に思考を一時中断させ、適当に返事を返す。
「……頭で理解できないのなら身体で理解しましょうね」
「ひぃあああぁぁっ!」
グリ、と痛いほど先ほどの場所を指で押され、一度達してしまったにも関わらずまた勃ち上がってきた。
「ここ、前立腺と言うんですよ。さあ、Repeat after me?」
「はふぅっ、ぜん…り、ああぁ、」
言おうと努力しても古泉が前立腺をぐりぐりと押してくるので言えない。
言わせたいなら邪魔するな!と言いたげに古泉を見ても止める気配はない。
「ちゃんと言えないのですか?ほら、もう一度。ぜ・ん・り・つ・せ・ん、ですよ」
「やぁぁ、ぜ…んりつ、せ…んんん……ッ!」
「よく言えました。ご褒美に沢山愛してあげますね」
指を抜き、唇にキスを一つ落とされる。
恥ずかしながら抜かれた秘孔が刺激を求めてぱくぱくと開閉している。
古泉にはどういう状態かバレているだろう――恥ずかしい。
「そんなに欲しがらなくてもあげますから」
髪にもキスを落し、優しく微笑むと熱が秘孔の入口に押し当てられる。
それが何なのかなんて言われなくても分かるが、期待と不安でぴくん、と身体が揺れる。
「欲しい、ですか?」
見上げると余裕のない表情の古泉がいた。
俺だけしか、ハルヒも知らない、きっと古泉自身も知らない表情を独占できて嬉しい。
学ランの背に手を回すと目の前には黒が広がるが悪い気にはならない。
「欲、しい……古泉の、お前のが……欲しい」
古泉の目を見ながら言った。
目の前から喉が鳴ったかと思えばズンッ、と奥まで熱が入り込んでくる。
指では届かない所まで刺激され、余りの快感にそれだけで意識を飛ばしそうになるが、古泉にしがみつくことで飛ばさないようにする。
「ハァ、貴方の中…キツくて、暖かくて…気持ちいい、です」
その言葉にも感じてしまい、キュウと締め付けてしまうと、古泉のペニスがぐんとまた大きくなった。
「アッ、古泉の……熱くて、気持ちい、ひぁっ」
ぎゅっ、と抱き着くと更に大きくなる。
目が合ったとき、不意に緩められた視線の後、古泉が腰を使い始めた。
「煽るの、上手ですね。……動きますよ」
言葉より先に行動しているというのは突っ込まないでおこう。
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