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アドバイザーはルカリオ?!






『ゲン様は、トキ様と子供は作らないのですか?』



















「あははははっ!そ、そんな事を…ルカ、ルカリオに、あはは!言われたの…?!」

「………笑い事じゃないだろう」


ソファーに腰掛けながら頭を抱える私を指差して、ひたすら笑い転げるトキ


因みに彼女は、私の恋人である


「ふ、あはっ…くくく…」

「全く…ルカリオは、何処であんな事を吹き込まれたんだ」

「……案外ボールの中から見てて、心配になったから言ってくれたのかもよ?」

「…は?」

「だーかーらー!…私達の愛の営みを、ボールの中からルカリオは見てたのかも!」

「まさか」


ボールの中から外の様子が見えるというのか?

私はポケモンではないから、モンスターボールの中には入れない

よって、その事については調べようが無いのだが


「…もしそうだとしたら、」

「今までの、全部見られてるし聞かれてるねー」


いやん、恥ずかしい!とふざけた態度ではしゃぐトキに、軽く苛立ちを覚えた

もしそれが事実なら…本当に笑い事じゃない

私にとって、ルカリオは最も親しいポケモンでありパートナー

実際、トキよりもルカリオの方が付き合いは長い

ある程度の事は打ち明けてきた仲だ

しかし、


「………ルカリオに見られていたとしたら…かなり気まずい、そして何より申し訳ない…」


ポケモン達はどのような気持ちで、私とトキの情事を見聞きしていたのだろう

とにかく、ルカリオは人間に限りなく近い思考を持ち合わせている

きっとルカリオなら、意味は理解していたのだろうな

だから尚更申し訳ない

人間の、ある意味汚いところを見せてしまった…


「…次からは、絶対にボールは別室に置こう」

「そーだね」


どうして、何の焦りも無いんだトキ…

















「んっ…ゲ、ン…」


時計は午前1時を差している

しかし、まだまだ夜はこれからだ


「…気持ち良いかい?トキ」

「んんんっ!…そんな、事…き、かない…んぁ、でよ…っ!」


トキの乳房を手で包む

私好みの、可愛らしい胸だ

片方を手で揉み砕き、もう片方には舌を這わせる

時折胸の飾りを摘んでみれば、トキは高い嬌声を上げた

その反応が、可愛くて可愛くて…ついつい何度も同じ手を使ってしまう


「ひあ!…も、胸はぁ、あ!止め、て!…んっ!」

「…済まない、トキがあまりにも可愛い反応をするのでね…つい」

「ん、もぅ…!意地悪っ!」


頬を膨らませ、拗ねた様子のトキ

そう、それだ

それが私を意地悪にさせるんだ

可愛いトキには、つい加虐心が煽られてしまう





トキの足を、左右に大きく開かせ、私はトキの秘部に舌を入れた

内壁が、僅かに震えているのが感じて取れる


「ふぁ!…あああっ!ゲンっ…あン、ゲ…ン…!」

「…トキ、一回イっておくかい?…それとも…」

「ゲンのを、頂戴……はぁ、っ一緒に……イキたい…」


君は、どこまで可愛いんだろうね


「じゃあ、トキ…挿れるよ」

「ん」


トキに愛撫を加えていた事で、既に膨れ上がっていた自身の雄に、避妊具を被せた

その間もトキに覆いかぶさり、絶え間無い口付けを交わす

トキは余裕など殆ど無い様子で、私の口付けもただただ必死に受けるばかりだ

さっきのおちゃらけた様子はどこへやら…

もはや、トキにはふざける余裕は微塵も無いようだ


「ん、あああっ…!」

「…はッ、トキ」


グチュリ、と粘着質な音を立て、私の雄はトキの中に飲み込まれてゆく…

表しようの無い快楽に、私もトキも一気に意識を飛ばしそうになる


「…あ、ゲン、ゃ!」

「トキ、いくよ………悪いが手加減は出来そうに無い…」


済まないが、君の中は心地良過ぎる

挿入時に、ほんの少しだが吐精してしまっていた

別に、私は………そう、決して早い訳ではない

それ程までにトキは、


「あ、ゲン!…アッアッアッ!!!んぅ!…やぁっ!はげ、し!」


私にとって相性が良いのだろう


「…ひ、ぃ!…アァン!ゲ、ゲン…っ、壊れちゃ、よ!アッアーッ、ンンっ!」」


トキの片足を持ち上げて、天井に向ける

そうする事によって、より深い挿入感を得られるようになる


「…!!…ひ、」


トキは、もう息絶え絶えで

喘ぎ声も出せない程、快楽に支配されていた


「…くっ…ぁ、トキっ、トキ!」


それは私も同じで


「…愛してるっ…トキっ…!」

「ふぁ、あ!…わ、たし……ぁンン…私も!」


トキの体が大きく揺れて、弓なりになる

それと同時にトキの中がきつく締まった


ビクビクと痙攣するトキの体と私の雄

私は目一杯避妊具の中に、白濁の欲望をぶちまけた



暫くして、吐精感が無くなったのを確認すると、ゆっくりと自身の雄をトキから引き抜いた

引き抜くと同時にトキの体が僅かに反応し、やがて動かなくなった


「…激しく、し過ぎたかな」


申し訳ない気持ちで一杯ではあるが、トキ相手だと、どうにも自分をコントロール出来なくなる

トキと向き合った瞬間から、理性など粉々に砕けてしまうのだ





ピリリ、と袋を裂いた

まだ目下には浅く小刻みな呼吸を繰り返すトキ


「ん、ぁ…?ゲン…?」

「トキ、もう一度いいかい…?」


袋から抜き出した避妊具を、下品な感じではあったがトキに摘んで見せた


「…あと一回で終わりにするから」


トキの瞳はトロンと蕩けたままで、焦点があっていない

まだ意識が朦朧としているようだ


「………ゲン、」

「何だい、トキ」


やっぱりもうしたくないのか、と思った

それはそれで、嫌なら無理にする事はしない


「…ゲン」

「止める?」

「そー……じゃなくて」


トキは、ゆっくりと腕を上げ、何かを指差した


「……これ?」


その先を目で追えば、それは私の手に握られた避妊具を差していた


「あのね、それ…」











『これ使ったら、子供は出来ませんよっ』








明らかにトキとは違う声が、私の真後ろから聞こえた

恐る恐る声のした方を振り向けば、


『…ゲン様、私は早くゲン様とトキ様のお子様が見たいので、これは使わないで下さい!』


いつの間にか、私の手にあった避妊具を取り上げて、少々ご立腹な様子のルカリオが居た














思考回路はショートした








「ギャアアアアァ!!!ルカリオぉおぉぉ!!!!」

「あれ、ルカリ、オ…?起きて来ちゃったの?」


だからなんで焦らないんだトキ!









次の日から、ルカリオのボールを厳重な金庫に仕舞ったのは言うまでもないが、


それと同時にルカリオの助言も聞き入れてみた





…ルカリオ、待望の私達の子供が見られるのは、そう遠くないと思うよ

















2009*04*05
リクエストに応えてみました!
すみません、どうしても私の中には

ゲンさん=ギャグ、そしてヘタレ

の方程式が完成してしまってるようです




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