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10歳。






「…っ、はぁ…!」僕は、もう何度目か解らない絶頂を迎えた。痙攣する雄や腰の動きに抗って、僕は素早く彼女の中から雄を引き抜く。それと同時に、ビチャビチャと彼女のお腹の上に白い液体が広がった。それは、もはや腹の上に留まらず、彼女の腿や顔、勿論シーツにも飛沫し、あまつさえ床にまで流れ落ちていた。


「トキ、大丈夫かい?」僕は何時間振りかに、彼女の上から完全に退いた。「…っ、げほっ!ぐ、ぇ」返って来たのは言葉になってなかったが、答えにはなっていた。「苦しかったんだね、ごめんよ」次に返って来たのも、これまたちゃんとした言葉では無く、泣き声。「…まだ泣く元気が残っていたんだね、良かった良かった」その言葉に、彼女はよろけながらも上体を起こし、真正面に向き合って僕を睨んだ。彼女の華奢な体を、まるで小枝のようなか細い腕が支えていた。精神的にも、特に肉体的にかなり痛め付けた筈だが、まだ立ち上がる力があるだなんて、「…若いって良いねぇ、もっとも僕もまだ22だし…若い部類に入るんだろうけど」彼女は尚も鋭い目を僕に向けていた。服従する気は、まだ無いようだね。僕は再び、彼女の体を汚く乱れたベットに押し倒した。


生まれて初めて親元を離れ、一人旅に出た彼女。不安に希望に…様々な感情が溢れていた。新しい仲間、家族とは違う大切なもの。無限に広がる夢。彼女はどれほど胸を高鳴らせた事だろう。彼女には、きっと素晴らしい未来が待っていた。筈だった。


「可哀相にね、僕に捕まったばかりに」悪びれもしないで言った。だって本当の事だったから。捕まる彼女が悪い。僕を惑わせた彼女が悪い。「…ぁ、う」それは返事?自分が悪いって自覚してるのかい。「…き、らぃ」…嗚呼、君って子は。「…そうだね、好きではないだろうね」そんな事は解ってるよ。でも、これからはどうだろうね。


彼女を無理矢理抱き上げ、俯せにした。彼女の背中には、僕の律動によってシーツとで擦れてしまい、無数の擦り傷が出来ていた。薄くだが、血も滲んでいる。…それだけ長い時間、彼女を抱いていたのか。どうにも彼女と居ると、時間の概念が狂ってしまうようだ。凄いね、これは化石を発掘してる時と実によく似ているよ。


「好きだよ、僕はトキが好きだ」僕の囁きに、彼女は無言で首を横に振った。声はとうとう涸れてしまったらしい。しかも、その動作も弱々しかった。「…疲れちゃったのかい?」コクリ、縦に一つ。「大丈夫、まだトキは若いんだから」そう言って僕は再び律動を開始した。何たって彼女はまだ













10歳。なんだから

























2009*03*31
普通に犯罪を犯すヒョウタさん。怖い!でも黒ヒョウタが好きーーー!(アニポケ調に)
あと、ヒョウタさんが22歳ってのは捏造なんでお気にせず


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