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ネバーランドの高齢化










「まあ、トウガンさん…貴方でもそんな事するんですね」



魔が差した
その言葉通り、儂の目の前に「魔」が居た





















「トウガンさんも浮気なんかするんですね」

「…うるせぇ」

「びっくりしましたよ、知らない女と野外でヤってて」

「…」

「これ、奥さん知ったら泣いちゃいますね」

「…」

「ヒョウタさんが知ったら、トウガンさん殺されちゃうかも?」

「…」

「浮気、黙っててあげますよ」

「………タダじゃねぇだろ」

「当たり前でしょう?」

















「これ、浮気の続行じゃねぇかよ」

「違いますよ」


ソファーに座るトキの足の間に跪づいて、中心に顔を埋めた


「交換条件です。私の言う事を聞いて頂く代わりに、私は貴方の浮気を御家族に黙っててあげます」

「…は、とんだ悪魔だな」

「よく言われます」


花弁に、蜜壺に、丁寧に舌を這わせる

時には、奥まで舌を差し込んだり、太腿にまで戻って舌を這わせた


「次は、指でお願いします」


言われた通りに、指を秘部に差し込んだ

まずは1本だけ、中で折り曲げたり内壁をなぞったりする

次に2本を、あっという間に慣れてきたので3本目を入れた

全ての指をバラバラに動かす、その激しい動きに、今まで余裕綽々としていた顔がいやらしく歪んだ


「…っ、は」

「何だよ、イキそうなのか?」

「…黙っ、て下さい…貴方は黙って、すればいい」


「言葉責めは頼んでいませんよ」と、不愉快そうにトキは言った


「…っ、はぁ……も、指は、いいです」

「1回イった方が、楽だぞ」

「…何度も言わせないで下さい、貴方は私の言う事を素直に聞いていればいい」

「分かったよ」

「……次は、トウガンさん……自分でシてみて下さい」

「…は?」


ぐり、とトキの足が儂の雄を擦った


「だから、一人でシてみて下さいって」


グリグリと、トキが儂の雄を踏み締める

その何とも言えない感覚に、息が詰まった


「まさか、私を抱いて終わり。だなんて思ってませんでしたよね?」

「(…こいつ、)」

「交換条件なんですから………楽しませて下さいね?」

「(やっぱり悪魔だ)」


唾液を手の上に吐き出すと、それを潤滑油として自分の雄に塗り付けた

愛液と違った感触、そしてかなり久し振り感触でもあった


「…こんなの、餓鬼の時以来だ」

「あ〜、しなさそう!トウガンさんて硬派?うん、そんなイメージあるからぁ、ヤりたくなったら女とヤりそうですもんね!」

「…」

「我慢しないで、ヤっちゃうからこうなっちゃったんですよ」

「…そうだな」

「私に浮気見られちゃって、一人でシてたらこんな事にはならなかったのに」


トキがケラケラと笑った
屈辱的な雰囲気の中で、自らを扱き始める

息が荒くなり、先走りの液が床に落ち始めた


「…っ、く」

「すごい良い気分ですよ、トウガンさん」

「…はぁっ…ぅ」

「何時も偉そうにしてるトウガンさんが、」

「…く、ぁ…ああ」

「こんな小娘の言いなりになって、」

「…ふぅ、っ!」

「プライドがズタズタですよねぇ…誰にでも上から目線な貴方が」

「…あ…ッ!」


手の中に大量に放出された白濁色の液


「あ、イキましたね!」

「…くっ」

「いやぁ、良いもの見れました」


またしても馬鹿笑いをするトキに、思わず拳を握る

自分が悪いとはいえ、悔しさに心が震えた






「トウガンさん、そのまま動かないで下さいね」


先程自分で吐き出した精液が、背中を濡らしていくのが分かる

仰向けにされて、その上にトキが跨がった


「絶対に駄目ですからね、動いたら」

「ああ」


グチュリ、とトキの中に入っていくのが分かった


「あぁあ!」

「くっ」


更にトキが自ら腰を下に落とす

そう時間はかからずに、根元まで飲み込んだ


「…っあああ、お、きっ…!」

「すげぇじゃねぇか、トキ」

「…別に、褒めて、ぁン!くれなくて結構、」

「そう言うな、最後まで儂のを飲み込むなんて…相当ヤってるな?」

「…う、うるさ…っ!ふぁ、貴方には、関係な……あ!」

「済まん、間違えた」


反射的に、僅かに揺れてしまった腰に、異常な反応を見せるトキ

もう余裕など、欠片も無いらしい


「あ!……あっん、あっあっ、アッ…!」


トキは自分の一番良い所が当たるように、腰を浮き沈みさせる

その艶やかな様子に、思わず自分も動き出したくなる


「動く、な!……トウガンさ、ん…ぁ、ぅ…言う事、」

「わーってるって」

「…は、アッ!…ぅン!」

「(そうは言ってもなぁ…)」


頂点までいきそうになると、動きを緩やかにしてしまうのが女の性

そのうち、腰を自分の力で動かす力も無くなる程に疲弊し


「あぁ…ト、トウガンさんっ…」

「何だよ、」

「…もうっ…あ、」

「だから、何だ」

「……ば、っか!…はぁ、もう無理…」

「無理だから何だよ」

「…分かってる、くせに!」

「…悪いが、命令無しに動いちゃいけないらしいんでな」


トキの顔が、赤くなる
そのまま俯いたかと思うと、唇が重ねられた


「…ん、トキ?」

「………イかせて、下さい」

「(さっきとは、形勢逆転という訳か)」


崩れた牙城に、いやらしい笑みが漏れた


「ぃ、あああぁ!」


一度、腰を高く突き上げただけでトキは達した

ビクビクと痙攣し、弓なりになる体


「………ふぁ、あ…ああ…」


意識を一瞬飛ばしたようだが、直ぐに目覚めたところを見ると、やはり相当ヤり込んでいるようだった


「…イけたようだな」

「……ふぅ、は、あ、ありがとう…ございまし、た…」


丁寧に礼をしたかと思ったら、儂の上から退こうする

その様子には、流石に呆気を取られた


「おっ、おい…!もう終わりか?」

「…え?だって、イかせてくれるだけで良いって言ったじゃないですか私」

「…」

「トウガンさん、今日はもう終わりです。またヤってもらいたくなったら来ますね」


どうやら、本当に自分の言う通りに全てを進めるらしい


「…楽しかったですよ、トウガンさん…………あっ?!」


引き上げられる腰を押さえ付けた


「ちょ!……トウガンさん!」

「うるせー」

「私の言う通りにしないなら…」

「…もーいい、バラせ」

「はぁ?!」

「これからは、儂の好きにヤる」

「交換、条件!」

「だから、もういいんだよ」

「…ま、マジで…バラしますよ!」

「構わねぇよ」

「トウガンさ、」

「この儂に、屈辱感を味合わせたんだから、それなりの覚悟しろよ?」























「床は、痛いからな」

「……もう、あぁあ!や、」

「ソファーだったら、いくらヤっても大丈夫だろ」

「はぁ、アッアッ、ん!」

「いや、それにしてもトキ…お前さんは最高だな」


経験豊富な体だが、それでいて締まりがある

何より、この大きさの雄で好き勝手扱えるのは素晴らしい

自分で言うのも何だが、この大きさだと、相手が痛がるので今まで好きには出来なかった


「…ごめ、なさ!…あ、」

「謝るこたぁねぇよ、儂が悪いんだしな?」

「ごめんなさい!…私、アアアア!」

「…お前、仕組んだろ」

「…!」

「……あの女だよ」

「は、ぅ………し、知らな、」

「そうか」


トキの口を手で塞いで、声が出ないようにした


「…!」

「儂は、あんな人目につく野外なんかじゃしねぇんだよ」


空いている片手でしっかりとトキの腰を固定した

太く硬くなった雄で、とにかく力任せに掻き交ぜた

それこそ、中を壊す勢いで…


「…!んぐぅ!!!」






肉がぶつかる音と言うよりは、まるで人間を殴打するような痛々しい音がした

10回、20回、30回、もう数え切れない程打ち付けた

トキの体からは力が抜け、されるがままの状態となった

だけど依然、塞がれた口からは苦しそうな喘ぎ声がとめどなく零れていた


「………くっ!………ふぅ…」


小刻みに痙攣する雄が治まるまで、トキの中で留まらせる

勿論、中に吐精した

これまで相当な数をこなしているこの娘なら、当然薬を使っていると判断したからだ

痙攣が治まったのを見計らい、ズルリと雄を引きずり出した

雄の先端からは、尚も白濁色の液体が粘着質の糸をひいていた

トキの口から手を外してやり、ついでに支えてやっていた手も離す

途端にトキの体は、ソファーに減り込んだ


「…生きてるか?」

「………………何、とか………」

「流石だな」


消えそうな声ではあったが、情死は免れたらしい







「…さっきの話の続きだが、儂はするなら室内でしかせん」

「…」

「何故あんな場所でしていたかだが、あの女が此処でしろと五月蝿かったのでな」

「…」

「流石に怪しいだろ?……だから吐かせてみたら、お前さんに雇われてやったと言っていたよ」

「…………使えない阿婆擦れ」

「ガハハハッ!……ところでお前さん、儂が好きなのか」

「………はぁ?!」


突然起き上がったかと思うと、こちらを見て目を見開いた

起き上がり動くトキに、かなり本気でやったのだが、と…別の意味で驚いた


「な、な…!意味分かんないですよ!」

「だって、見てただろ?」

「は、」

「…ずっと前から、ジム戦で会った日から」

「…見てません」

「嘘を言うな、あの熱視線に気付かない方が可笑しい」

「…」


みるみるうちに、赤面するトキ

そのうち、顔を手で覆ったかと思えば、鳴咽を漏らし始めた


「何故泣く」

「……ひ、く……だって…」

「…」

「トウガ、ンさ……私、貴方の事が、ずっとずっと…」

「…」

「好き、でした」


声を上げて泣く、赤子のように


「こうするしか……貴方と…!」

「トキ…」

「…貴方に触れたかった!貴方と繋がりたかった!でも、貴方には家族が居た……トウガンさんが浮気をするような人だって分かった後も、是非私と浮気して下さいなんて、面と向かって言えなかった…」


トキに会ったのは何年前だったか

よくよくトキの顔を見れば、あどけない顔でジム戦を申し込んで来た時よりかなり成長していた


「貴方に触れられない…その想いをどうしたらいいか分からず、沢山の男に抱かれました。そうする事で、貴方に抱かれた幻想を見たのです」


そんなものは直ぐに限界がくるだろう

しかし、それでも止めずに抱かれ続けたのは


「……辛かったな」

「…え」

「…いや、儂もお前さんの気持ちには気付いていたが…未来ある少女をこちらに引きずり落とす訳にはいかなかった」

「…トウガン、さん」

「でもその結果、こんなにお前さんは傷だらけになってしまった」

「トウガンさん」

「済まなかったな、トキ」


トキが胸に飛び込んで来た

胸に顔を埋めて、何度も何度も儂への想いを呟いた


「好きです、ごめんなさい、でも…大好きなんです………トウガンさんを愛しています」

「儂は……言葉にするのは苦手だ」


その代わり、唇を重ねる

そして、


「もう一度するか、こんなに相性の良い女は初めてだ」

「…!……っはい!」


優しく、体を重ねた











ネバーランドの高齢化



















2009*03*26
このジャンルの裏夢の少なさと、トウガンさん夢の少なさとに、むしゃくしゃて書いた
今は反省している、だが凝りはしない

激裏サーセンでした←



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