どんな我が儘でも聞いてあげる
「ヒョウタさん抱っこー」
「ヒョウタさん、見て見て!この服可愛いでしょ」
「ヒョウタさん…チューして?」
僕の彼女のトキはとっても我が儘だ
勿論、可愛い意味で
「ヒョウタさーん、化石弄りは止めて私を構って下さーい」
今日も僕が炭鉱に篭って仕事をしていると、背中にトキが抱き着いてきた(胸当たってるよ!)
「かーまーってー!」
トキは僕の背中に頭をグリグリと擦り付けて、いつものように我が儘を言い出す(そーゆー可愛いの止めてよ!理性がもたないじゃないか!)
「トキ…僕化石弄りじゃなくて仕事してるんだけど…」
「仕事と私、どっちが大切なの?!」
そりゃあ、君に決まってるよ
だけど
「今は仕事。仕事しなきゃ君を養えないよ」
さりげなく、将来を予期させる事を言ってみる
これなら、文句は無いよね?
「うーん…」
「…ほら、分かったら離れる!仕事しなきゃなんだから」
尚も離れないトキ
もー、いい加減にしないと…
「でもね、私ヒョウタさんと離れたくないの。離れたら死んじゃうよ、死んじゃったら養うとかそういう問題じゃなくなると思うんですが」
そう言うと、トキは僕の胸に手を回した
はぁ…
また今日も僕の負けか
分かったよ、
どんな我が儘でも聞いてあげる
多分、一生彼女には勝てないんだろうなぁ
2009*02*04
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