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朝の光りがブラインドから差し込む

清らかな光りが私達を照らす



「…トキ」



私の隣に眠る少女
一糸纏わぬその姿

躯全体に、幼さが残る


おもむろに、彼女のか細い足に手を這わせた


「…んっ」


僅かに反応したが、目を覚ます気配はない

当たり前だ、彼女が寝たのはついさっきの事なのだから


ふとももを指でなぞると、白い粘着質の液体が私の指に大量に絡み付いた


…精液、私のものだ



「トキ、どうして」


どうしてこうなってしまったのか、彼女に問いてみる



「………クロ、ツグ…さん…」

「…」


夢の中でも、まだ私と抱き合っているのか














彼女は、私の息子と幼なじみだ

彼女が小さい頃、と言っても、つい最近だが

息子や友達と騒ぎ遊ぶ彼女は、とても清らかな少女であった





決して、まだ齢14歳で男と肉体関係を結ぶような子ではなかった


ましてや、幼なじみの父親なんかと









「クロツグさん」

「トキ、起きたのか」

「うん、今何時?」


時計を見ると、針はちょうど7時を指していた


「やば、もうフロンティアが開館しちゃう」

そう呟くと、彼女はバタバタと着替えを始める

その様子をただ何も言わずに眺めていると、私の視線に気付いたのか彼女がこちらに振り向いた


「………何か?」

「いや、何でもない…早く着替えて出て行きなさい」

「同じ部屋から出て来るの見られたら、大変ですものねー」


全てを見据えた目をして、クスリと笑う彼女は小悪魔に見えた

いや、実際そうなのだろう








着替えを終えた彼女は、静かにドアから出て行った

未だ、彼女とどうしてこういう関係になったのか聞けず仕舞い












理由をください






理由を知りたい

教えてくれ















2009*02*20



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あきゅろす。
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