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虹蛇
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 ある国と国で戦争をしていました。
 その、あまりにも長い戦いに休戦協定交渉がされ、A国のその交渉の席で、酒が供されることになりました。
 
 宴もたけなわに美しい娘が配合したというか酒を運びます。
 しかし、その酒は杯に一杯のみ。
 一杯の酒を誰が飲むのか?
 A国の者とB国の者、誰がこの杯を口にするのか?
 その場に緊張が走ります。

 と、娘が微笑み、杯に口をつけるとそれを飲み干しました。

 娘の姿にその場の緊張が一気に溶けます。
 協定交渉は和やかに、無事に終わりました。
 B国の将軍がA国の王に、あの娘は誰かと尋ねると、A国の王は、あれは自分の娘で、コクテルというのだと言いました。
 大した娘だとB国の将軍は感心します。
 しかし、本当はA国の王も、娘が誰なのか知りませんでした。


















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