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明日はどこから
5


だがしかし。







「は」


「えっ?」















……まあ、考えてみろ。

俺より軽く十センチも背が高いデカブツを支えるだけの身体能力が、俺にあるか、と。
しかも咄嗟の判断でこの状況。

…無理でしたね!はい!





「ふぎゃっ!」








呆気なく、自分から引っ張った倫の体を受けきれずにそのまま二人で床にドスン!と倒れこむ。


覆いかぶさる自分より大きい体に潰されて、掴んだ腕も離せずただ頭部の衝撃を染みるくらいに体感するしかなく。

ちらりと上を向くと、大層驚かれている五條様のレアショット…がみるみる般若になる過程が。
軽くホラーだ。





やべえ怒られる!と思ってぎゅっと目を瞑ると、チャリ、という音。



チャリ…?
チャリ。

あ、玄関のドアのチェーンが揺れた音か。











………なんで揺れた?













と同時にドスドスドスという凄まじい足音と共に、俺たちがいる場所、居間の扉が勢いよく開かれる。









「五條!やっと見つけ………………」



























仁王立ちで固まるのは、ふわふわした黄色の毛を揺らしたガチめに怖いイケメンさん。










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あきゅろす。
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