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オレンジの涙
突然の訪問
「……どうしてここに??」


「久しぶりだなさくら♪」



ただいまあたしは、混乱中でございます。



しかも家の玄関で……。





…というより、仕事が忙しいだの言っていた人が、何故わが家にいるのだろうか?




あたしの疑問は深まるばかり。




それと同時に胸がドキッとしてしまう。





……恋なのかな??





「まぁ…家に入ってからゆっくり話そうぜ??」



そういわれたので、とりあえず家の中に入り制服から私服に着替えた。




「さくらお帰り!!今回もびっくりした??」


ツナはディーノが来ることを知っていたみたい。




……なんか悔しい。





「いや…びっくりしたよ!?だって急にいるんだもの」



無理もないでしょ、というようにわざとらしく肩を落とした。





「それにしても仕事は大丈夫なの??」



「あぁ…片付けてきた」



そうは言っているけど、そういうことにしておいただけなんじゃないのかな!?



…何を言っても今更だよね。





ロマーリオと共に沢田家にお世話になるのだとか。




…嬉しいかも!!




この気持ちが恋なのかな??


少しずつだけど、自覚し始めてきたらしい。






「ディーノも一緒に鍛えてやるぞ」

相変わらずリボーンも、ディーノをからかってる様子。



賑やかで平和だ…。



実にいいことだ。



今日は山本と獄寺の二人がお泊りらしい。



暇だし、あたしも遊びにお邪魔しよ♪


と思いドアの前に立つとなんだかヒソヒソ声が……


悪いと思いつつも、こういうのって聞きたくなるんですよ!!



「十代目!!さくら、あいつ絶対好きな人いますよ!!」



ぶーーーーッ!!



何を言ってんだ!あの馬鹿やろーッ!!



ってか何故あたしの話しをするんだ!

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