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*美麻+雨音の初めての出会い。



『ほーら、挨拶しなさい』


「う…、ながの、みあさです」


「ぼくは水無月雨音なのだよっ、よろしく!」


「!、よーしくっ」



これは、雨音8歳、美麻6歳のときの話である。







初めて…ではないが、お互いに認識をして顔を合わせたのは、その年が初めてだった。

すでに雨音は "雨音" として成長をし始め、美麻はまだ小学校にあがったばかりということで幼さがバリバリ残っていて。


初めて会う雨音に怯えつつも、よろしくといわれて嬉しそうに笑顔を見せた。

そしてそこから仲良くなるのに時間はかからなかったと、母親たちは語る。



「あ、…あー…おなまえ、なんだっけ…」


「む、雨音なのだよ。一回でおぼえたまえ」


「あ、まね?」



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