6 「それじゃあ僕も、いただきます」 「あ、どーぞっ」 ドキドキ、ワクワクッ。……はっ、オレも食べよーっと。 ──パリッ モグ…モグ、ん? モグモグムシャ……んん? 「へぇ、美味しいね、これ」 「そーですかぁ?なんか…甘くなーいっ!」 マズくもないけど、オレ的にはこれはないね。ちぇ、ハズレだったなー…って思ってお茶飲んで、ほぁー幸せぇ。 このおせんべいは鳳珠たちにあげよっと。あ、でも紀和先輩も美味しいっていったからちょっとあげ………うわ、天使さんが緑のおせんべい食べてるー! なんか似合わないっ。 「次はもっと美味しーの持ってきますね」 「ありがとう。でも大丈夫だよ?いつ来るかいってくれれば、僕が用意するし…」 「いえいえそんな、先輩にばっか悪いです!」 「ふふ、いい子だねミア君は」 「っ…へへ、いい人ですね、紀和先輩もっ」 頭ナデナデしてくれたから、オレも手を伸ばして撫でてみた。 のほほーんとしたこの時間、好きですなぁ。 えへへ、次はみんなでお茶会とか出来たらいーな。 END! [*前へ] [戻る] |