2 すっげー! ホストクラブ初めて入った!当たり前だけど! なんかね、ちょっと暗くてでもキラキラしてて…うわ、グラスがつまれてる!倒れそっ。 セ…湖東も黒いYシャツに白のスーツで、金色の髪は後ろに流してて。 うわー…本物のホスト! でもオレ、男の子だからキャバクラに行く予定だったんだけどっ! 「どうだ?初めて入った感想は」 「ひわっ!…もっ、後ろから声かけるの禁止!」 「これはこれは、失礼しました。美麻、飲み物は何にする?」 「ぇ…あっと、抹茶オレある?」 「もちろん、美麻の好きなものは何でもある。今持ってくるから好きなとこ座って待ってな」 「ぅー…はーい」 クシャクシャって頭撫でられて、チョー笑顔向けられた。 うわー…優しい。いつものセンセじゃないっ! なんかヤダーッ! ──もふっ 「うわ、ふかふかっ」 ちょ、聞いて下さい奥さんっ。このソファーとってもフワモフワですよ! 革のやつもあるんだけど、これは毛がいっぱいで見た目通りフワフワモフ! お尻が沈んだっ。 ソファーの上でピョンピョンしてたら、なんか色々持ったこ、湖東がやってきた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |