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「………おいこら翔…なーにが卑怯だって?ん?人の寝込み襲っといて何いってんだろうねーその口は。あはははっ、もちろん覚悟、出来てるよねー?」
「ひっ、な、なっちゃん…!?」
そりゃあまぁ?イく瞬間は僕だってき、気持ちよかったさ。うまい具合に服が汚れなかったのだって少し安心したさ。で・も・ね?翔が始めからシなきゃよかったってだけの話しだろぉおおがぁああ!!
コンクリートに出したアレを避けて横になっていた姿から、仰向けになって勢いをつけて体を起こす。そのまま僕を見てる翔の頭に…縛られたままの手を振り下ろしてやった。うん、いい拳になってたし…これは正当防衛だ。
「い゙っ…でぇええ!」
「自業自得だこの変態。次同じことしたらそこにぶら下がってるもんハサミで切るからな変態。ついでに早くこの手を外せ変態」
「へ、変態変態…ヒドいわっ」
「……え?なぁに?」
「っ…い、え…何でもありまへん…」
(ちゅーか今の笑顔もヤバ…ッ)
ネクタイを外してもらって、それを翔の手とともにフェンスにくくりつける。うん、これだけで許す僕って優しいよね。さーて、教室に戻って朝佳で癒されよっかな。
「え…ちょ、那智さんー!?」
「……あとで誰かに連絡入れといてあげるから、じゃ」
はーあ、次からは翔対策も考えておこう。
END!
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