2 北斗が自分の写真とっといてるとか…はは、似合わねー。 「うっわ、北斗しか写ってないし…これ、隠し撮り?」 「……ああ、澄人の奴が持ってたのを奪いとった。あいつ、親衛隊が売ってたから買ったとかほざきやがって…」 「へ、へぇー…じゃあ捨てれば良かったじゃん」 「俺が俺の写真を捨てれるか。それなりによく写っていたからな」 「………」 ナルシストめっ! そりゃ確かに裏で売るほど写りがいいけど…つかこれ、ヤバい。 なにコレなにコレ、ぶふっ、ただのおじいちゃんじゃん! 「っ…ぷ、…くく」 「……っ」 「あーうん、…ふっ、今の方が似合ってるよ」 「は…そ、そうか」 「うん。黒もいいと思うけどね。あー…ははっ」 この写真に皺とか描いてみたい!絶対似合うくらい白は変っ! もう笑いは堪えきれなくてゲラゲラ笑い出してたら、微妙な笑顔を貼り付けた北斗が近寄ってきた。 うは、ヤバい想像しちゃった。 また笑いが…っ! [*前へ][次へ#] [戻る] |