「あっちは幸村に任せて、一緒に食べるかのう」
ああなった兄貴はめんどくさいし……真田さんには悪いけど兄貴に構うのもなんだか癪に障るしな。よし、気にしないでおこう!
「そうだ雅治先輩!これ食べてみて」
私は手作りのミニハンバーグを差し出した。結構な自信作だったからね。美味しいはずだ。
「どれどれ…」
雅治先輩にあーんと食べさせてあげた。前からの憧れだったんだよね。
「上手いぜよ。深空はまた上達したのう」
雅治先輩は笑いながら私の頭を撫でてくれた。最近はこれがたまらなく嬉しい。
「ありがとう!」
私は喜んで、勢い余って雅治先輩に抱きついた。
「何してるのかな……?」
それに気が付いた兄貴が私たちを引き離した。くそ、私たちのラブラブタイムを!でも仁王に美味しいって言ってもらえたし、頭撫でて貰ったから良いか。これも真田さんのおかげだね!
……、そういえば真田さんは?
私と先輩と兄貴と友人S
(さ、真田さーん!)
.081230
.修正日091012
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