１
―――ジュージュー
私たちは今、焼き肉を食べている。
「美味し〜い」
「ホント美味いのう。でも深空が喰うてんのは、焼き肉じゃなくて焼きマシュマロじゃ」
私はガッツガッツ食べている、マシュマロを。
マシュマロはいくらでも食べれる。ブン太くんくらい楽勝だ。
雅治も普段に比べスゴい食べる。
「フフ、そんなガッつかなくても平気だよ」
兄貴はあまり食べないみたいだ。と、いってもそれなりに食べている。私と雅治に比べればの話だ。
「良いんだよ!!好きな物はガッつくべし!!ね、雅治？」
「そうじゃよ、好きなもんは迷わず喰うんじゃ」
「まぁ、食べ過ぎには気を付けるんだよ」
兄貴もな……
私は心の中で呟いた。
「俺はそんな食べ過ぎたりはしないよ…？」
……久しぶりに見たよ、兄貴の黒オーラを。
つか……
「また心ん中読んでるし!!」
「まさ―――」
私は雅治に助けを求める為、名前を呼ぼうとしたが………
肉に夢中で気付いてない…！
でもそれがまた可愛い!!
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