雅治は家まで送ってくれた。最初は悪いと思って断ったんだけど、雅治が「最近は危ないんだし、深空の家くらい直ぐじゃ」って言って私の言うことを聞かないから私が先に折れた。
「じゃまた明日!今日はスゴい楽しかったよ。キーホルダーもありがとね」
「いや、こっちこそ楽しかっぜよ。普段遊べないからのう」
「良いんだよ。だってテニスやってる雅治スゴいカッコイいんだもん!」「プリっ」
「ふふ、じゃ今日は本当にありがとう」
私はそう言って家に帰ろうとした。
「深空!!ちょっとこっちに来んしゃい」
しかし私が家へ入る前に、雅治が私を呼んだ。もちろん訳が分からなかったけっど雅治の方へ向かう。
「さよならの前に……」
チュ
「キスは忘れちゃいかんぜよ」
雅治はニヤリと笑い「それじゃあのう」と言って帰っていった。キスにより、またしても真っ赤になった私も、落ち着いてから家に帰った。
家に入ると「仁王に何もされなかったかい?」と兄貴がしつこかった。
デートに行ってみる
(キスを沢山しました)
(でも兄貴に言う義務はない)
.修正日090115
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