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最近仁王が私を見てくれない。
話しかけても、聞いてなかったりして他の子を見てたり…




「ねぇ、仁王。」

「――…ん?祐奈か、なんじゃ?」
「最近ボーっとしてるよね…」
「そうかのう?」
「今だってそうだったじゃない」
「確かにそうじゃのう。」

「なんか、あったの?」
「いや。何にもないぜよ。」

いつもこうやってはぐらかす。
でも私はその理由を知っている。

「仁王さぁ…D組の美菜ちゃんの…“ガタッ”

仁王は美菜ちゃんの名前に反応した。
それでも私は気にせず話した。

「美菜ちゃんのことが……好きなんでしょ?」
「何言っとるぜよ!!俺が…俺が好きなのは祐奈だけじゃ!!!」

仁王は必死になって言ってくる。でも仁王の事が大好きな私だから分かる…
「いいよ。嘘つかないで…」
「――ッ!!」
「私も仁王のこと好きじゃないし…
だから。だから別れよう?仁王。」

「お、俺は…」
「いいよ…もう…。それじゃがんばってね。」

私はそう言い走りさった。涙を見せないようにするため。

「ごめん…そして、愛してたぜよ!!!」
遠くから仁王の声が聞こえた。

アナタの為に
(私は愛してます)
(だから幸せになってください。)




すみません。前の作品とたいして変わってません。
昔書いたのをupしたらこんな事に…





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あきゅろす。
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