可愛い貴女1
今日も厳しい練習を終えたオレは彼女の祐奈と一緒に帰宅中だ。
まぁいつも通り、部活の話しや今日あった出来事を話していたら急に祐奈が話しを変えてきた。
「ねぇ、赤也。指切りげんまんってあるじゃん!?
あれって“針千本”と
“ハリセンボン”どっちが正しいのかな?」
「そりゃ、“ハリセンボン”だろ。」
オレは当然のように答えた。
「えぇ!!“針千本”じゃないの!?
だって、ハリセンボンなんて大きくて口に入らないじゃん!!」
祐奈は有り得ないという顔で言ってきた。
なら聞くなっての
「それに“針千本”の方が現実的だし。」
「現実的である意味なんてあるのかよ。
ハリセンボンは口に入らないからこそ、無理矢理飲ませてやる!って意味なんだよ。」
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