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BL部屋
堕ちないイカロス、翼は君。《黒緑》
また緑様女体化…
大丈夫な方のみどうぞ!!





美しく輝く太陽に恋をする僕は、いつか地面に叩き落とされるのだろうか。






「緑間君、一緒にテスト勉強でもしませんか??」

僕達の学校がテスト期間に入った日、僕は緑間君にこう持ち掛けた。

「ああ、構わん」

「場所はどこがいいですか」

「今日はあまりおは朝占いが芳しくないのだよ。早く帰宅したいから、うちでもいいか」

この子は全く!!付き合ってもいない男を簡単に家に上げるなんて非常識極まりない。
それでも、いいですよ、なんて答えてしまった自分は思ったより欲に忠実だ。

「じゃあ行くか」

「はい」

肩を並べて歩いても、彼女のほうがずっと背が高い。モデルのようにすらりとした身体、綺麗な顔。
隣を歩く僕とは、釣り合わない。それでも彼女の傍から離れることは出来なくて、何かと理由を付けては一緒にいる。

付き合いたいなんて夢は見られない。ただ、君が信じる《運命》の示す相手が見つかるまでは、時々でいい、隣にいさせて。

緑間君の横顔を見ながら考えていると、不満げな彼女に肘を軽く当てられた。

「黒子、人の話は聞くものなのだよ」

「すいません、少し意識が向こう側に……」

「どうした、テストが苦痛な訳ではないだろう。お前の頭は悪くないのだから」

「いえ、気にしないでください」

危ない、彼女を見ているとつい意識が飛びがちになる。
気付かれてはいけない。こんな感情に気付いたら、きっと緑間君は僕の傍にいてくれなくなる。

壊してしまう程に彼女が欲しい、なんて。

「まあいい、入れ」

「お邪魔します……って、緑間君、親御さんは」

「いたら呼ばないのだよ。両親は何かとうるさくてな」

まぁ女の子の親ってそういうものだろうな、と考えながら何気なく玄関に上がって、気付いた。

もしかして二人きりなんじゃ…??

緑間君は確か独りっ子だ。両親がいないとなれば、当然の如く今いるのは僕達二人だけ。

やばい、変な気をおこさないようにしなくては。

「黒子??本当に大丈夫か??」

「すいません、大丈夫です」

「そうか…階段上がってすぐの部屋に入っていてくれ。飲み物でも持っていこう」

「分かりました」

トントンと階段をあがり、すぐ横のドアを開ける。そこは、かなりシンプルだがよく片付けられた部屋だった。

何となく緊張してしまい、座る気になれない。壁に寄り掛かって部屋を眺めた。

ガチャン…

「お前は何をしているのだ、座りもしないで」

「強いて言うなら何もしてません」

「お前の言動は時々付いていけないな」

「その台詞はそっくりそのままお返しします」

軽口を叩きながら、ローテーブルについた彼女の向かいに腰を下ろした。

「コーラで良かったか」

「大丈夫です」

じゃあ始めるか、と言いながら鞄を漁り出した彼女を見て、僕もノートを取り出した。






勉強を始めたはいいものの、こんな距離に彼女がいたのでは集中出来ない。

色白の肌に切れ長の目、長すぎるくらいの睫毛。細い指先、綺麗な身体。
手を伸ばせば簡単に触れてしまえそうな距離。奪ってしまえそうな距離。

男の脳内なんて、ほとんどがくだらない劣情だと理解して欲しい。そんな無防備に僕の前に来ないで。

「黒子、黒子!!どうした、手が止まっているぞ」

「え、あ、いや、なんでもありません」

「さっきからずっとその調子だな。体調でも悪いのか」

そう言った彼女の白い指は、いきなり僕の頬に伸びてきた。

駄目だ、触らないで。

もっと、触りたくなる。

頭はきちんと自分の欲望を理解している。触られるのはかなり危険だ。
しかし、理性だけではどうにもならないのが欲望なのだと、初めて知った。

避けようとも、止めようとも、思わなかった。

フワリ、指が触れた所から広がる熱。抑えの利かない熱は、彼女から伝わったものなのか、僕から湧き出るものなのかも解らない。

ただ、触れたいという明確な劣情だけが心を、身体を支配する。

「顔が少し熱いな、って、黒子??引くな、痛…んぅ!?」

頬に触れたままの指を掴み、グイッと引っ張れば、膝立ちだったせいか驚く程簡単にこちら側に倒れ込む緑間君。痛がるのを無視して、口付けた。

やり方なんて知らないから、強引に口を開かせて舌を入れ、より奥で彼女を感じた。不思議と拒まない彼女が愛しく、机を押し退けて彼女を抱きしめる。羽根のように軽やかに、どこかに行ってしまわないように。
机の上のジュースがコトンと音を立てて零れても、キスは続いた。

「好きです、緑間君…」

「反則だ、こんなのは。順序が違う」

「分かってます。それでも君に知っておいて欲しかった」

「…俺もだ、と言えば、信じるか」

「信じます。愛しい君の言葉なら、たとえ嘘だったとしても」

もう、彼女を離せない。たとえ翼が焼け堕ちても、君が傍にいるなら構わない。

服の上から何度も身体をなぞる。僕の熱を伝え、彼女にも熱を点す為に。
吐息が荒れ始めた君に、酷く獰猛で純粋な、愛の言葉を。

「あなたを、下さい」

この僕に、貴女を。






*****
ライカ様リク《黒緑女体化》いかがでしたか??そしてライカ様は私に女体化コンプさせる気ですか??
《行くところまでいかせちゃえ》と言われましたが、結局最後まで書けなかった…←ヘタレ

緑様はこんなにスキはないとか、黒子はこんな盛ってないとか、言いたいことは沢山あると思います。
が!!
とにかくライカ様にプレゼント、よければ貰って下さい\^o^/

H.21.6.24

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あきゅろす。
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