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〜ムロタウン

 タイプ相性の差でジム戦をなんとかこなしたスミレは、観光がてらに石の洞窟へ足を踏み入れた。光源が限られ、視界が悪くなる中をゆっくりと進む。こちらへぶつかってくるズバットやイシツブテを何とか避けながらたどり着いた先には、いつの時代のものだろうか、巨大な壁画が遺されていた。
 ポケモンセンターで借りたカンテラの接合部が音をたてる。壁に描かれた大洪水、破壊された家屋、波に流される人々、そしてその中央には既視感のある巨大なポケモンの姿。
「カイオーガ、って、こんな姿だったっけ」
 スミレはカンテラの光りに照らされた壁画に、はてと首を捻る。確かにその姿は彼女が以前体験した大災害の片割れに似ている。しかしその体表には、こんなにも複雑な文様が浮かび上がりはしていなかったように思うのだ。もっとも、彼女がその姿を見たのは乱戦の最中だ。記憶の混乱が生じている可能性は否定できない。
 または、この壁画を描いた人間にはそう見えていただけという可能性もある。強大な力を持ったポケモンが神格化されることはそう珍しい話ではない。絵に起こす際に過度な装飾が施された可能性もないではない。
 それでも、スミレはどこか直感めいた疑惑を拭えずにいた。
「まあ、二度と会うことはないだろうし、いいか」
 思案すること数十秒、スミレは最終的に思考を放棄する。今は観光がてらの旅なのだ。自ら厄介事を背負い込む必要もあるまい。



******



・潮風をきってムロタウンに到着。いやしかし、見事に何もない島だなここは

・この流行に踊らされる島民な……嫌な社会の縮図を見るようだ

・釣り人のおじさんからボロのつりざおを譲ってもらう。慣らしに一体、コイキングを釣り上げる

・石の洞窟は壁画の見物客で順番待ちのようだ。仕方がないので先にフラッシュのわざマシンを貰ってから引き返す

・ところで、シリーズ最初の洞窟でズバットとイシツブテが出たときの安心感は計り知れない。三匹目くらいからお腹いっぱいになるけど。当時はポッポやコラッタすら出ない草むらに戦々恐々としながら進んで、ようやく見知った顔に遭遇したときの安堵の気持ちったらないわ

・あー、自転車ないと奥に行けないのかー。ココドラとヤミラミはもうちょい後にお預けだなあ

・ムロジムが! 明るい!

・バトルガールが! かわいい!

・曰く「昔は真っ暗だった」とのこと。一足で飛び越えられそうなコンベアを迂回して奥へ進む。正直格闘ジムのロッカールームとか通りたくないね

・やっぱりアサナンが直立不動しているのは違和感

・トレーニング器具に囲まれてスクワットしながら挑戦者を待つ姿はまごうことなきマッソー

・きがくるいそうだ……

・モリモリ筋肉アピールをしてくるトウキ。キャラの趣向替えでもしたのか、サーファー要素はGBAに投げ捨ててきた模様

・案の定、ドクケイルの独壇場。ワンリキーがいるのに岩の一つも投げてこないトウキが悪い

・元々カナズミ-ムロ間が短い上、ムロにレベル上げの狩場がないこともあって、ムロジムの平均レベルはカナズミジムとほとんど変わらないのだけど、それにしたって歯ごたえがない。そんなだから影が薄いのだ(暴論)

・なにはともあれ、ナックルバッジとビルドアップのわざマシンを貰う。ありがてえ、ありがてえ

・聞かずとも探し人の情報を教えてくれるトウキ。喜んで一人で走ってったのか、あのひと……相変わらず面白すぎるな

・石の洞窟リベンジ。奥の大広間にある壁画には大暴れしている謎の超古代ポケモン()と、荒波にもまれて散らばる棒人間。酷い惨状だ

・いくらキメ顔で格好つけててもトウキから面白言動の言質取ってるんだからな……?

・私ね、この人が「お気に入りの技だから」って鋼の翼くれるところがすげー好きなんですよ。一応チャンピオンなのに、好きだからって理由でこの技をチョイスするセンスが、こう、なんだ、言葉でうまく言い表せないのだが、子どもっぽいというか、ピーターパンというか、純真というか。だからといって幼すぎず、大人かつ重役を背負った立場でさも自然であるかのようにできるところ、みたいな、うーん。このアトモスフィアを感じとってほしい。とりあえずNH! のダイゴは幼すぎる。

・改めて壁画を観察。ポケモンらしき影の両手にアルファのような文様が云々、ってテキストはさすがにちょっと無理があると思う。反転してるし

・追加のお使いを頼まれた我らが主人公、ついにカイナシティへ。カイナはホウエン地方の中を象徴する町のひとつだと思っているよ。町のBGMも神がかってるし。もうひとつはルネだなあ、個人的ホウエン二大都市



【スミレ(♀)】
プレイ時間 06:17
捕獲/発見 21/29
パーティ
・マイア(キモリ♀) Lv.15
・エレクトラ(ドクケイル♀)Lv.14
・タユゲテー(キャモメ♀)Lv.14

→あまり変わったところはない。そろそろ図鑑埋めのために第一次レベル上げタイムが必要かもわからん


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あきゅろす。
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