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〜トクサネシティ

 スミレたち一行は標識のない水道で幾分迷いながらも、長かった渡海を終えてようやくトクサネシティに辿り着いた。とはいえ、漂着地点は町の中心部よりもやや離れた海岸線だ。一服するには今少し時間がかかる。バトルや波乗りで披露しているポケモンたちを労りながらボールに戻し、やわらかい砂の上をとぼとぼと歩き始めたスミレは、自分の現在地から更に離れた場所にぽつねんと立つ人影を発見した。曲線を描く細いシルエットは女性だろう。彼女は何をするでもなく、ぼうっと水平線を眺めている。
「あれって……」
 見覚えがあるような気がする。けれど、わざわざ近寄って挨拶するほどの仲でもない。しかし、どうして彼女がここにいるのだろう。「だけど」を重ねて声をかけるべきか否かしばらく迷った挙句、スミレは遠くからそっと名前を呼んでみることにした。人違いだったり無視されるのであれば、そのまま立ち去ろうという魂胆だ。
「あの、イズミさん?」
 赤毛の女性は呼ばれた名に思わずといった風に振り返った。スミレの顔を見た瞬間、ルージュを引いた赤い唇を歪ませる。やはり間違いではなかった。
「クソガキ」
「どうも、お久しぶりです」
「……よく声なんてかける気になったわね」
「いやまあ、ごもっともで」
 イズミは当然と言うべきか、アクア団を思わせるアクセサリひとつ身につけていなかった。今どきのスマートなラインのパンツスタイルで、バカンス中のキャリアウーマンといった風体だ。彼女はスミレから視線を外し、再び海の向こうへ思いを馳せる。それは、海底洞窟を向いているようにも思わせた。
「アンタ、また余計なことに首を突っ込んでるわけ」
「いいえ、全く。イズミさんこそそう仰るとは、巷で噂されているアクア団には関与していないということですか」
「当然でしょ、あんなパチモンに手を貸してやるもんですか」
 元アクア団幹部、イズミは大きな舌打ちをしてスミレを睨みつける。偽者だと断じているところを見るに、もしかすると現行のアクア団から入団の打診があったのかもしれなかった。
「あんな馬鹿げた計画を考えて、実行するのは、うちの馬鹿なリーダーだけで充分よ」
 それだっていうのに、イズミの声色は心底呆れ果てたものだった。
「アタシたちの計画を焼き直すわ、従姉妹はダメな男に引っかかるわ、心配で見てらんないってのよ」
「ああ、血筋なんですね」
「何か言って?」
「いいえ」
 両者の間に沈黙が落ちる。イズミは手の甲を上に見せて指先を二度払った。気まぐれは終わってしまったらしい。スミレはおとなしく背中の荷物を抱え直し、ポケモンセンターへ向けて歩き出した。
「それではイズミさん、息災で。アグノムの意志がありますように」
「……〈死霊遣い〉」
 イズミの口からこぼれ出た懐かしい呼び名にスミレは足を止める。彼女はスミレへ視線を向けず、ひとりごとのように呟いた。
「アンタは自分が多くの人間の恨みを買っているのだということを自覚した方がいいわ。アタシみたく優しい人間ばかりじゃなくってよ」
「失敬な、私だって人は選んでます。お世話やきな優しい人にしか声をかけたりしませんよ」



******



・細々とした探索を終えてから送り火山へ。屋内はなんとなく歩きで移動してしまう

・室内でのダウジングマシンのご利用はご遠慮くださいますようお願い申し上げます

・すぐとなりに家族の死を悼んでいる人がいるというのにバトルするのはどうなんだいあんたら、と思わんでもない。そんな中で呪われた姉妹ごっこをするオカルトマニアのおねーさんにハートを射抜かれた

・『エピタフ』ッ!

・最上階のお金持ちの大層ご立派なお墓の前から堂々とシャドボのわざマシンを回収していく我らが主人公。そして唐突なライボルトナイト

・お山の外を回って山頂に向かう。ジュペッタナイトとか回収してからアクア団にちょっかいを掛けに行く。しかし遠くからでも目立つなあ、ウシオさん。人混みの中でも困らなさそうだ

・くそっ、一足遅かっただと! (散々遠回りしてからの一言)

・藍色の玉を強奪していくアオギリ。大声で次の目的地を教えてくれる親切仕様

・あのね、ウシオさんや、よりにもよってサメハダー一体で足止めするのはさすがに無謀だと思うの

・お山のじじばばに紅色の玉を持たされる主人公。追えってか。追うけど。

・ここで思い出したように釣りタイムに突入したため、一段落ついた頃に次の目的地を忘れる。助けてアジトのお兄さん!

・秘密基地ってリアルすれ違いだけじゃなくてPSSの通りすがりでも増えるんだ! これで僻地でも安心だ!(情報弱者)

・しかしフラッグ千本の報酬がガブリアスナイトって徒労だよなあ……。まあちみちみ集めていきまっしょい

・カイナに引き返し、船着場へ。クスノキかんちょうの発表を遮るアオギリの拡声器。それにしてもガバガバな警備である……

・潜水艦を奪われてしまった。これからミナモのアジトで改造を施されるらしい。クスノキが潜水艦のことを主人公に委ねてくるが、もう、どいつもこいつも子ども一人に任せて!

・ミナモまで送ってくれたのでそのままアジトへ向かう。デボンの書類に理由付けがされていたり、人工的な藍色の珠を作る実験をしていたりと今までのアクア団の行動を裏打ちする証拠が出てくる。ただ潜水スーツテスト室の張り紙はくどい

・ドリル型兵器という字面から漂うとんでもないロマン兵器臭。デボンはなんつー書類をブラブラと持ち歩いてるんだ、まったく。時系列としてはXY→ORASなのね

・つーかイズミさん元デボン研究チームとか超エリートじゃないですかー!

・ウシオの個室がサンドバッグとクッションとラジカセしかない。この人なら床の上に寝てても体に紐でも引っ掛けて水に浮かんで寝ててもおかしくはなさそうだが

・対するイズミの個室はホエルコドールが置いてある可愛らしい部屋。写真立てには少年時代のアオギリ、ジラーチと一緒に写った写真が。幼なじみかよ! おいしすぎるんじゃねーの!?

・アオギリの個室で目を引くものは大型の船の模型。あのマッシヴな体で細かいパーツを丁寧に手入れしてるとかカワイイだね……見学ついでにマスターボールをちょろまかしていく

・ありそうでなかった、トレーナー付きの群れバトル。なおたまたま先鋒だったペリッパーのエアカッターに一掃された模様

・サメハダー型の潜水艦、出港。イズミはアオギリと一緒に乗り込んでいるのか姿が見えない

・ウシオとんでもなく元気だな

・置いてけぼりだけどいいの? 潜水スーツが入らなかったとかそういうアレなの?

・海沿いの町を進んで何とかしてみやがれ、と言われたのでトクサネシティに向けてとりあえず帆を立てる

・今作はマップナビのGPS機能が優秀だから海の上でも迷わずに済むなあ。GBA時代はトクサネよりもまずルネの外縁に辿り着いてしまって遠回りをした記憶がある

・ふとした拍子に気付いたが、ドクケイルのステータスがびっくりするくらい低かった。性格補正もあってCが死んでる。でもパーティの中ではかなり頼れる人材。次のトクサネジムでも糸を吐くとさざめきでバリバリ働いてもらうぞ!

・ところでさざめきのあのゲジゲジしたエフェクトどうにかならんの。第五世代のエフェクトは割かし好きだったのだが

・道中のトレーナー戦で威力が足りず確二状況だったので初めてジュカインをメガシンカさせる。その後物珍しさで数回メガシンカしたけど、あのメガバングル構えるアニメって初回にしか出てこないの? それならメガシンカ処女はメガボスゴドラまでとっておけばよかったなあ

・トクサネシティに到着。体験版で散々走り回ったけどな! そういえば体験版の特典まだ移してないや

・ヒワマキのキャモメ文通の相手はトクサネにいました。電子メールも発達しているであろう時代に手書きのやりとりとはなかなか乙なことをしておる。私も筆無精かつ悪筆ですがお手紙出すのは好きです。ちょっと切手こだわったりね

・ようやくすごい釣り竿をゲット。ミナモへヒトデマンを釣りに戻る。ヒトデマンめたくそかわいいし初代からつよポケだし最強だな。特にあの左足のアンクレットが非常に性的

・もう海底行っちゃったし、メインシナリオではトクサネ宇宙センターで大きなイベントはないのかな。早くエピソードデルタやりたいね

・早く海底に潜りたいのでジム戦へ。謎パゥワァーで浮遊しながら進む。ジムトレーナー戦はシングルだったっけ? フウラン前のトレーナ戦でコドラがボスゴドラに進化。早速メガ石を持たせる

・フウランかわいすぎか

・かわいすぎか(二回目)

・メガボスゴドラが暴れる暴れる。ウォームアップしていたジュカインの出番なく終了である

・無事にマインドバッジをゲット。ほくほくでジムを出た矢先、轟音とともに立ち昇る光の柱

・ダイゴに連れ込まれる(意味深)

・自宅といえどほとんど立ち寄ることはないのだろうが、今は恥ずかしがっている場合ではない。ダイビングのわざマシンとボンベを譲り受ける。たぶんポケモン世界の住民は水圧なんて軟弱なものに屈するほどやわな身体をしていないのだろう。いざ、アクア団の妨害をすべく海底へ



【スミレ(♀)】
プレイ時間 46:41
捕獲/発見 111/153
パーティ
・マイア(ジュカイン♀)Lv.44
・エレクトラ(ドクケイル♀)Lv.42
・タユゲテー(ペリッパー♀)Lv.42
・アルキュオネ(ボスゴドラ♀)Lv.42
・ケライノー(コータス♀)Lv.42

→ようやく最終進化形が揃いました。うーんボスゴドライケメン女子


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