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〜トウカの森

「本当にごめん、あとでよく言って聞かせるから」
 肩を落とすライチをなだめながら、スミレはオダマキポケモン研究所を後にした。その手には真新しいモンスターボールと、ポケモン図鑑がひとつ。
 ライチの憂いの原因は、時を同じくして研究所から飛び出していった少年の存在である。ライチの甥であるところのユウキ少年は、物心ついた頃からオダマキ博士の助手としてフィールドワークに勤しんでいるらしい。
 しかし周りは年上の大人ばかり。そこにいかにも素人風の人間がやってきたとなれば、少しは先輩ぶりたくなるのも仕方がない。
「トレーナーとしての活動歴ならユウキさんの方が長いんじゃないかな。まあ、こっちも胸を借りるつもりで」
「そういう問題じゃないだろ。年上への礼儀がなってない」
「たぶん、ライチくんより年上だと思ってないんだと思うよ……」
 自己紹介からの呼び捨てに始まり「困ったらいつでも相談しろよ!」の生意気コンボがフルヒットしたスミレは若干遠い目をしている。男子三日会わざれば刮目せよ、少し見ない内に少年から青年へと成長したライチの隣に立つと、スミレは彼と同い年か少し年下に見える。若干腰の低い態度も要因のひとつだろう。
「そういう扱いには慣れてるし、そのままでいいよ。次に会ったときに畏まられる方が嫌かも」
「……スミレがそう言うなら、強くは言わないけど。でも、困ったら相談しろはホントな。一度も旅したことないんだろ?」
「まあ、なんとかなるんじゃない。無理はしないよ」
 今、スミレの手持ちにいつものゴーストポケモンたちはいない。出立の間際、「オレ、スミレはもう少し相性というものを勉強した方がいいと思うんだ」「そうだな、あんた、戦い方は悪くないんだから」「みんなの面倒はおれとチドリで見とくから」とボールを没収されてしまったのだ。辛うじてゲンガーのカノープスだけはスミレの影の中に潜り込むことで難を逃れたが、ボールがない以上戦闘には一切参加できない。
 一からポケモンを育て、ポケモン図鑑を埋め、レポートを完成させる。なかなかハードな旅になりそうだ。
「無事に終わるといいけど」
 それを口にすること、すなわち死亡フラグであることを彼女は未だに学習していない。



******



・カーチャンの見送りを受けていざ冒険の旅へ。ORASのカーチャンはBWやXYのママンと比べて若々しすぎず熟女の魅力を感じる

・ユウキと忍び足でケツ突き出しているポケモンに近寄る。かみなりのキバを覚えているポチエナと遭遇。この〈めずらしいわざ〉が運なのかポケモンごとに固定なのかはわからんが、運が良ければわざわざ遺伝させなくてもいいってことか

・やっぱり先輩風を吹かせてくるユウキ

・ミニスカートが、田舎の高校生ぽくってめちゃんこかわいい

・適当に図鑑を埋めながら102番道路を抜けてトウカシティへ。なんだか図鑑アプリがピコピコ鳴っているが、よくわからんので漢サーチでラルトスを捕獲する

・ようやくアプリの使い方がわかった。色違いの出ないポケトレみたいなものね。〈めずらしいわざ〉はタマゴ技からランダムと。不定形グループ、補助技遺伝の鬼ラルトスがまあ色々覚えてること。なお乱獲するもロクな性格が引っかからなかった模様

・パパのところに顔を出しに行く

・照れミツルくんかわいいね?

・草むらに入って一発でラルトスを引き当てるこの強運っぷりよ

・ミツルを見送り、主人公もカナズミシティへ。別れ際に貰ったアプリでポケパルレ、ポケトレ、PSSが開放。よく見たらタウンマップにも木の実とか秘密基地とか色々ついてるのな。秘密基地は自分がどこに基地作ったか忘れてしまうくらいやる気ない勢だったので今回はそれなりにまじめに取り組みたいと思います

・(こういうのセンス出るからきらいやねん)

・104番道路で粘り、四体目にしてようやくケムッソがマユルドへ進化。当時はカラサリスとマユルドがどういう条件で進化しているのかまったくわからず、オスメスで育ててみたりバージョン違いなのかと疑ったり昼夜で育ててみたりと色々試してたなあ

・木の実を引きちぎる(語弊有)モーションかわいいね

・トウカの森はキノココくらいかなーと思っていたら、そうだ、ナマケロさんいたね

・キノココおじさん、研究員のアバターになっちゃったのか。GBAのモブアバターがいかにも営業回りのリーマン風でそれらしかったのに

・初のアクア団戦。やっぱマグマ団、アクア団戦のBGMは下っ端、幹部ともに格好いいのだ。いや、格好良くない悪の組織BGMもないのだけれどさ

・あっさり撤退していく下っ端。そして学習装置をゲット。そうか、キノココおじさん技師に転職してたのか、それなら仕方ないね。まあ、無闇にレベルの上がったパワープレイは趣味じゃないので即オフですが

・ウワー謎のアクア団員ダー(ボー)

・謎の影には気づかない主人公、じょうろを回収してカナズミシティへ向かう

・お嬢様が避暑地のお嬢様っぽくてグッド。緑のサマードレスが涼やか



【スミレ(♀)】
プレイ時間 04:17
捕獲/発見 12/17
パーティ
・マイア(キモリ♀) Lv.13
・エレクトラ(マユルド♀)Lv.8
・タユゲテー(キャモメ♀)Lv.8

→とりあえず暫定で三匹。ペリッパーはバトレボ時代に物理受けで使ってたのでそれなりに愛着ある。ドクゲイルはかわいいんだけど当時は技が貧相でボックス行きが多かったなあ。今ならレベル習得技でそこそこいい感じに動けそう。差別化? 外見で既に差別化されてるだろ!

→マユルドはいじっぱり、キャモメはすなおな性格。すなお系列って属性的にはすげーポイント高いのに、基本的に育成個体で採用されることがないからシナリオでは積極的に連れて行きたい(?)

→スミレがキモリを相方にして、ってシチュエーション、実はNH! の原型だったりします。そのとき考えてたのは本当に、一からのシナリオ沿いだったんだよなあ。NH! 冒頭はその名残


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あきゅろす。
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