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三十六計遊ぶに如かず
シャラシティ

 年月を感じさせるマスタータワーの床の上にゆっくりと倒れこむアブソルの後ろ姿を、俺は呆然と眺めていた。白い身体の上に降りる赤い閃光を見ているうちに、ぐらぐらと腹の底から言葉にできない感情が湧きあがり、口内でくぐもった悪態を噛みしめる。
 俺の手持ちは、ほとんどアセビのヒノヤコマ一体に壊滅させられていた。残りは相性の悪い草タイプのハリボーグ。
 俺のポケモンと、アセビのポケモン。そうレベルが開いているわけではない。シングル三体三の、ごく一般的なルール。こちらも一体、ヒトツキを落としてはいるが、あれはアセビが「わざと」落とさせたものだ。フラエッタに安全に“ねがいごと”をさせるための捨てだ。わざと倒されるとわかっていてなお、その指示に従うことのできるポケモンとの信頼関係が必要な技術。自分の手持ちを見捨てるという非情な判断を下す、技術。
 蒼い瞳が俺を見る。アセビは他の図鑑所有者には背を向けているため、彼女の表情を見ているのは俺しかいない。
 ぞっとするような薄昏さを孕む、蒼の瞳だ。
「このまま投了でも構いませんヨ」
 強い。経験が違う。
 俺は、彼女に勝てるのか?
 今更ながら思い知る。俺の家には、とんでもないお隣さんが越してきたらしい。

******

・改めて旅路を進む主人公一行。

・を、遮る缶コーヒーメーカーの回し者。謎のちょっかいをかけてくるも、セキタイタウンになんて怪しい遺跡しかなかったじゃねーか!

・セキタイでようやくガイドさんからお話を聞けるが大したことない情報だった。カルムは割と積極的にフレア団の事件に首を突っ込んでいるらしい。実力者としての余裕ゆえかなあ、ちょっと危なっかしいけど。

・結局謎の遺跡の辺りでオシャレファッションを見失う。正直ジム前にセキタイは隅々まで歩き回ったのでさほどやることもない。さっさと十一番道路に進む。

・あちこちに水晶が転がっている。最初間欠泉かなんかかと思ったのは内緒。十一番道路で遭遇したポケモンはハリテヤマ、ナゲキ、ニドリーノ、ニドリーナ、ムクバード、リーシャン。ハリテまた育てたいなあ。新旧ポケモンを見る度に育成熱が昂るのう。

・現身の洞窟は一面鏡張りの不思議な洞窟。マネネ、バリヤード、ユニラン、コロモリ、ソーナンス、ダンゴロ、ヤミラミ、テッシード、メレシーを捕獲。岩妖の無進化勢かー、観賞用かなあ。コロモリとテッシードは半シンボルエンカウントみたいな感じで避けようと思えば避けられそうですが、いかんせん基本余所見プレイなのでことごとく脳天直撃。テッシードさん半身埋まってますやん。BWの高速スピンなモーション好きだったんだけどなあ。

・途中でティエルノからフラッシュの技マシンを譲り受ける。今作はエンカウント率減少の効果が付随した模様。まあ本当にエンカウント下げたいときはスプレー系使うしいらない子なんだけど、友情の証として受け取っておこう。ところで巷のダンスデブという呼称、本来なら蔑称なはずなんだけど妙に語感がよいので最初に考えた人にこっそり拍手を送りたい。

・洞窟を抜けてシャラシティに到着。ジムリーダーのコルニがきゃぴるんな雰囲気に反し、町BGMは静かに力強い感じ。ルカリオ連れてるってことは格闘か鋼ジムだし、合ってるっちゃあ合ってる。しかしフェアリータイプが発表されたときは、見た目と相まって(あのローラースケートガールがフェアリージムリかー)とか思ってたんだけどなあ。

・一度ポケセンに立ち寄ってから町をあちこち歩き回る。技マシン買い占めたおかげで、財布の中身も足取りも軽い。

・ティエルノとトロバの凸凹コンビと合流。メガシンカ親父はマップの奥に見えるマスタータワーなるところにいるらしい。そういえばその人を探してたんだっけね、主目的すっかり忘れてたわ。

・メガシンカ親父の話を聞いているうちにサナとカルムもやってきた。どうやらメガシンカセットは一組しかないらしく、所有権を五人組の中で争わねばならんらしい。なら五人も選ぶなよ。

・身を引く三人とは裏腹に、カルムはやる気満々の模様。しょうがないので受けて立とう。

・ヒノヤコマ無双。炎の体仕事しすぎぃ! ハリボーグに受け出ししたヒトツキがかみつくで葬られてしまったのはうっかり。このパーティ草と水に弱いよ! 一応悪と格闘はフラエッテがタイプで強引に受けられるけど、ちょっと心もとない。

・メガリングはジム戦後までお預けだそうで。気を取り直してシャラジムに向かう。

・シャラジムは格闘ジムかー。髪を振り乱してローラースケートで滑走してくる挑戦者を相手にしなければならないジムトレーナーは大変だなあ。さっくり四人を倒してコルニとバトル。初手の段階でヒトツキにガン積みさせた結果、コルニに申し訳ないくらいあっさり終わってしまった。

・まだ引っ張るかメガリング。今度はマスタータワーの頂上に来いとな。大人しく行きますけども。波乗りの使用許可を得たけれど、肝心の波乗りが手元にない。

・懐きもしかりだけど、感情が身体に直接影響するってどういうメカニズムなんだろうなあ。プラシーボ効果って言ったって限度があるだろうし。この辺の研究はやりがいあるだろうけど同時に大変そうだ。

・頂上で浮気性のルカリオと即席タッグを組むことに。コルニ専用立ち絵二枚あるのかー、優遇されてるなあ。メガシンカのモーションが実に少年心をくすぐるモーションでかっこいい。ボーンラッシュが五ヒットしたおかげで、相手に何もさせずに落としてしまった。

・ついでにルカリオを譲り受ける。アッハイ。

・町を出ようとしたら、カルムに波乗りの秘伝マシンを渡される。わーい。




【トレーナーカード】
アセビ(♀)
プレイ時間 28:55
ポケモン図鑑
・セントラル 94/65
・コースト 69/52
一軍
・ケロッグ(ゲコガシラ♂)Lv.29
・なんばん(ヒノヤコマ♂)Lv.29
・ハニィ(フラエッテ♀)Lv.29
・チュロス(ヒトツキ♂)Lv.30
・ガブティラ(チゴラス♂)Lv.27
二軍
・センセイ(マッスグマ♀)Lv.35
・きんちゃく(フシギバナ)Lv.36
・ポルックス(サーナイト♂)Lv.32

→地味に育てていたラルトスがサーナイトに進化したので、二軍に正式採用。“どろぼう”を覚えた手癖の悪いサーナイトです。早く催眠覚えたい。あと地味にバナが進化しました。

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あきゅろす。
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