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三十六計遊ぶに如かず
輝きの洞窟〜ショウヨウ・セキタイ

「ここが……」
 輝きの洞窟の前でアセビは足を止めた。いつになく硬い声に傍らのゲコガシラが眠たげな目でアセビを見上げる。彼女の光のない碧眼はじっと洞窟の奥を睨みつけていた。彼女は、この洞窟を恐れている。ゲコガシラはそう直感した。
 確かに多少暗くはあるが、洞窟内の鉱石が自然発光するおかげで足元を照らすに充分な光量はあるはずだった。そも、褒められたことではないが夜中も平然と町中を歩き回る少女だ。闇が恐ろしいなどという理由ではあるまい。
 ゲコガシラが喉奥で低い声を響かせる。アセビは我に返ったかのように息を吐きだした。へにゃりと力なく笑った彼女は、粘液で湿ったゲコガシラの頭部に手を置いた。
「狭いところは苦手デース。昔の嫌なことを思い出すネー」
 しかし、ここで立ち尽くしていても事態は進展しないのもまた事実だった。口を一文字に引き結び、アセビは洞窟の中へ足を踏み入れる。
 洞窟内は明るいとはいえ、外の光に慣れた目を順応させるには少し時間がかかりそうだった。岩壁に押しつぶされそうな感覚に陥るものの、実際は少女ひとりが進むには充分すぎるスペースがある。苔のむした冷たい匂いがアセビの鼻孔をついた。
 ゲコガシラの肩を掴む手の力が強くなる。荒い息遣いを飲み込む音。相棒が自分は知らない過去と戦っている。ゲコガシラは相棒を労るようにそっと吸盤のついた手を重ねた。
 複数の足音が洞窟の壁を反響してアセビの耳に届く。アセビの体がぎくりと強張り、足はまるで縫いつけられたかのように動かない。すぐに近づいた足音の主たちは、通路の真ん中で微動だにしないアセビの前で立ち止まった。目が慣れていないこともあり、暗闇に紛れるその顔までは判別できない。
「邪魔なの。どいて」
 険のある少女の声に、アセビは息を呑む。彼女は真実を述べただけ。中央で立ちふさがるアセビが邪魔なだけ。ただそれだけだとわかっているのに、過去がフラッシュバックする。侮蔑にまみれた男の声が蘇る。
『邪魔だ、どけ。薄汚い鼠め』
「聞こえないの。さっさとどけっつってんだよファッキンイディオット」
「……ペルドン、セニョリータ」
 恐怖ごと抑え込むように胸元を掴み、壁に背を預けるアセビの声はかすれていた。すれ違う際、気遣わしげにハリボーグがアセビを見上げたが「エメピィヌ」主の呼び声に走り去っていく。
「なかなか、逃れられないものデスネー」
 ずるずると壁沿いにへたりこむアセビの独白は、薄暗い闇の中へ吸い込まれていった。口の中に泥の味が広がったような気がして、アセビはぎゅっと唇をかみしめた。



******



・助手君を迎えに輝きの洞窟へ。行く先々でママンの名前を耳にする。やはり鳶の子は鳶であった。

・長距離ライドはこれが初かな。アクセルシンクロオォォ! じゃないけどサイホーンの背に乗ってとげとげ道を進んでいきます。ダッシュできないのはとげとげのせいだろうか。クリボーよろしくヒポポタスを踏んでいく。

・主人公みたいにライドできるポケモンがいないトレーナーのために、共用のポケモンとしてサイホーンみたいなのがいるんだろうな。しかしなぜポケモン図鑑にも散々小馬鹿にされているサイホーンなのか。

・実はサイホーンは頭のいいポケモンだという可能性が微レ存……?

・サイホーンをディスっていくプレイング。

・九番道路で捕獲したポケモンはメグロコ、ヒポポタス。実はサイホーンの移動速度がのろすぎてあんまり探索していない。

・洞窟前のおねーさんにポケモンを回復してもらい、いざ輝きの洞窟へ突入。山男から迷いやすいとのアドバイスを受けたので、左手法で進んでいくことに。

・結論:ほぼ一本道ですじゃ。ダークゾーンでも常駐魔法が消えるなどということはなく、ポケモンが飛び出してくるだけでした。捕獲ポケモンはワンリキー、イワーク、サイホーン、カラカラ、ガルーラ、クチート、ソルロック、ルナトーン。ガルーラの腹の中にサンドはいません。メガガルーラが発表以来非常に気になるので、育成環境が整ったら育ててみたいなあ。

・開けた場所に出たら赤いオシャレファッションの連中と遭遇。これがフレア団との初接触かな。

・どこぞのコーヒーかよ。

・ジムリを差し置いて3Dモデルでボール投げてきやがったこの下っ端! まあさくっと蹴散らす。女団員が負けポーズでがに股になるのはどうなの。M字開脚だとしても嬉しくはない。

・お隣さんとタッグを組んでダブルバトル。ダブルバトルの趣旨をまるで理解していないカルムとアセビであった。

・「ちょっと、なんでそっちなのさ!」「えー、カルムは右半分担当じゃないのデスカ?」「仕方ないn「チュロス、“つるぎのまい”デース!」……もうこっちも好き勝手やるぞ、ハリボーグ!」

・最奥部ではこのどんちゃん騒ぎに気付かないまま調査をしていた助手君が。余った化石を譲ってもらえることになりました。アマルスは確かにかわいいのだが、チゴラスにどうしてもガブティラと名付けたいがためにアゴの化石を選択。ズガイドスみたいな能力値になるのかなあ。

・おねーさんも無事になくしたものを見つけたようで、交通規制は解除されていました。今作のダウジングマシンはレーザー式のすごいやつ。でも索敵範囲は広くない。

・砂浜に埋もれるアイテムを探してうろうろしていたらショウヨウシティに到着。町手前の自転車屋からニアピン賞としてタダで譲ってもらう。自転車はまだ消えていなかった!

・移動速度はローラースケートとほぼ同じなのかな。十字キー派としてはチャリの方が移動しやすい。短い距離でパッと移動する分にはワンアクションいらないローラースケートの方が便利かね。

・ブティックでお洋服を購入。お帽子が置いてなかったので、デフォのピンクに合わせるようにミニキャミソール、ショートパンツ、レギンス、スニーカーを購入。南国少女になりました。

・素足かレギンスか迷ったけど結局履かせることに。こういうときにキャラを脳内で作っておくといろいろ着せ替えさせてやりやすいからいいよね。

・町をぐるっと一周し、なんもねーなーと十番道路に飛び出す。なんかすげー石がいっぱい並んでる。ストーンサークルかー、ここでしか進化しないようなポケモンきっといる。私の勘は三割当たる!

・十番道路で捕獲したポケモンはルチャブル、ブルー、シンボラー、ゴビット、ラクライ、エモンガ。明らかに遺跡じゃないですかやだー!(歓喜)ブルーが完全に外来種な雰囲気。鳥系のなにかを信仰してたのかなあ、とかだったらルチャブル聖獣の可能性ワンチャンとか、妄想がドリーミング。

・ところでルチャブルてジュウシマツに似てる。鳥のマスクで格闘といえばグリフォンマスク。飛行・格闘の無進化勢だが、さして複合タイプの恩恵は受けられない模様。格ゲーでルチャスタイルのキャラはイケメンしかいない法則!

・セキタイタウンに到着。やっぱりここも石だらけ。町の中央に三つの石と、北西に石でできた社が。「ホテルの人が石のこといろいろ教えてくれるよ!」と言われたがカウンターから微動だにしないホテルマン。フラグか、フラグが足りんのか!?

・セキタイタウンよりも東はまたも交通規制がかかっている模様。やはりどこかでフラグを回収してこなければならんらしい。でもどこで取り逃したんだろう、皆目わからん……。

・※この後二時間ほどガチで十番道路をさまようの図。

・ショウヨウタウンにジムあるんかい!

・ジムリのウンコヘアーザクロさんから秘伝マシン“かいりき”とジムへのお誘いを受ける。よっしゃあ足を棒にしてくれた報いを受けろォ!(八つ当たり)

・ショウヨウジムは岩壁を登って上まで辿り着かなければならないそうで。えっ、ミアレでは岩壁登れるトレーナーが普通なの。そうなの……。

・【悲報】先鋒ガブティラさん、相手のアマルスに瞬殺される

・えっ、岩地面!? と思って今更ステ画面を開くと、チゴラスのタイプは岩竜でした。だっていままで恐竜モチーフなのに竜入ってなかったじゃんよお!

・代わりにフラベベ、ヒトツキががんばってくれました。ゲコガシラは水の波導ワンパンで沈めてくれる最終兵器。ヒノヤコマは今回おやすみ。このジム戦でフラベベがフラエッテに進化。……お、おう。



【トレーナーカード】
アセビ(♀)

プレイ時間 18:54
ポケモン図鑑
・セントラル 82/60
・コースト 38/25
一軍
・ケロッグ(ゲコガシラ♂)Lv.25
・なんばん(ヒノヤコマ♂)Lv.24
・ハニィ(フラエッテ♀)Lv.22
・チュロス(ヒトツキ♂)Lv.24
・ガブティラ(チゴラス♂)Lv.22
二軍
・センセイ(マッスグマ♀)Lv.23
・きんちゃく(フシギソウ♂)Lv.24

→ガブティラパーティイン。せっかくなのでしばらくはパーティに入れて様子を見ようと思います。ヒトツキの剣舞影打ちがつよい

→杉森神と大村さんのインタビューが載ってるニンドリ十二月号を手に取ったら、表紙でカロス御三家最終進化系どころかメガシンカ勢のネタバレを食らったでござるの巻。ござるの巻……。

→ゲッコウガさんイケメンですね。



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