全て消えて無くなればいい(笑太)
もし、仮にも「神」がいるのだとしたら
なんて残酷なんだろう―…
月明かりが照らし出す、重なり合う二つの影
ギシッ…
室内に響く、ベッドの軋む音と厭らしい水音
「、ふっ…ん」
口から漏れる声、
「は、名前…」
月明かりで微かに見える、あなたの顔
「あっ、しょ…た、」
繋がったところから流れ込むあなたの愛
「、名前…」
全てがもどかしくて、
「好きだ…」
(このままあなたと融け合えたらいいのに)
馬鹿な事を考えてばかりで
「笑、太」
結局私は、縋るように抱きつく事しか出来ない
「好き…」
自分がこんなにも憎い
これが神に定められた、運命なのだとしたら
全部消えて無くなればいい
(こんな醜い想い)(あなたを独り占めしたい、なんて)
←→
無料HPエムペ!