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69祭り残骸(4/5)拍手ログ





「貴女は本当にうつくしい」


 だけど、彼女の行為に偽善はひとつもなかった。


「貴女になら、本当に救われたのかもしれません」


 あたたかみもやさしさも、りりしくもあったけれど。


「貴女は僕にまったく同情しないから」


 逆に、そのことが骸の心を救った。何故なら自ら願ったことではないにしろ、殺すことは生きるために必要だった。それを選んだのは自分だったのだからそれを後悔したことなどは一度たりともなかった。












生ける

 たとえ世界の闇の中で死んだように生きるしかなかったとしても、心は誇り高く在り続けたのだから。












掲載日(09/06/09)









69祭り残骸。
(5/5)は別ジャンルなのでここには収納していません。
1ページに纏めればよかったとあとから後悔。


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