novel
今泣いたカラスがもう笑った
※わざとですが会話文のみです。





「たぁいちょー」
「なんだ」
「休憩しましょうよ、きゅうけー」
「語尾を伸ばすなうっとおしい机に伏せるなだらしない仕事しろ仕事!」
「わぁ一息。ねぇ隊長。休憩ー!」
「ダメだ、って言ってんだろうが!」
「今初めて言いました」
「うるせぇ揚げ足取んじゃねぇ!おまえの期限切れ未処理書類が一体何枚残ってると思ってやがる!?」
「えっと……十枚?」
「真面目に答えんな!つうかそんなに残ってやがったのか!?」
「えへへ、十番隊だけに十枚」
「てめぇ……殴られたいのか?」
「ちょ、隊長!何で殴る気ですかっていうか氷輪丸持たないでください!殴るっていうか斬る気でしょそれむしろ!?」
「よくわかったな。なぁ松本、世間における十番隊の評価を知ってるか?」
「は、話逸らされると怖いんですけど……」
「いいから。知ってるか?」
「かっこいーい隊長と美人な副隊長のいる理想的な隊」
「隊長の訓戒が行き届いてか皆真面目に働く(副隊長を除く)だ!」
「わぁ隊長がかっことか言った……」
「なぁ唯一の例外」
「…………」
「仕事をしねぇ副隊長はいらないと思わないか?」
「…………」
「おい?」
「…………」
「松本?」
「……わかりました、仕事します……だから」
「なんだよ」
「いらない、とか……言わないでください……っ」
「……悪かった。んなこと思ってねぇから安心しろ」
「……っく、うぅ……」
「泣くな。俺が悪かったから。……仕事手伝ってやるから」
「ホントですか!?」
「てめぇさっきの態度はどこにいった!?」












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