日常茶飯
「どーも先輩!」
「あ、学校来てたんですね」
(04)
訳の分からん目が回りそうなウザイお面を着けたトビと、常に不健康そうで貧血でぶっ倒れまくってそうな鬼鮫の2人だ
「鬼鮫、相変わらず顔色が悪いな」
「頼みますからソコに触れないでください」
「なァ、華蜘蛛様チョー可愛くなかった?」
「チッ、ウッぜェ…」
「先パーイ!そんなコト言わないで下さいよー!」
「あ、そーいやーさっき」
オレの頭の中にさっきのイタチの一言が繰り返されていた
と言うより繰り返した。少しでいいから華蜘蛛の存在を消したくて
「それより、サソリと飛段を呼んできた方が良いんじゃないか?」
「サソリと飛段」
サ ソ リ
と、まぁこんな感じに重要なトコだけ妙にデカくしてみた。コイツはアレか、いつもオレがいないと呼び捨てしてんのか?コイツならやりかねないが
「イタチ!テメェ鼬の分際で蠍を呼び捨てにしやがったな!!」
「蠍なんて解毒剤持って行けばあっさりじゃないですか」
誠にウザッたるい返事ではねぇーですかィ。鼬の分際で
「蠍の毒は蠍による解毒剤でなければ解毒出来ねェんだよ!」
「串を刺せば一発です」
「鼬が蠍のスピードに、勝てると思ってんのか!馬〜鹿ァ!」
「月読」
「ウッぜ!」
まるでガキの喧嘩だな。その場にいた全員がそう思ったのは、言うまでもないだろう
お馬鹿な高校生たち
「やっぱり精神年齢は」
「一桁だなァ…」
「るっせ!」
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