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(えへへ、にぃにとお風呂っ)


 残り一枚しかなかったパンツを脱ぎ、浴室に入る。湯船にお湯を溜めながら自分も流していると、狛璃もようやく来たようだ。


「流しっこしようなー」

「するーっ。ふふ、あわあわ」

「ぅあっ、ハル魅力的!ハルには泡も似合うなぁ」

「もっ…恥ずかしいよ///」


 ボディソープを泡立てて遊ぶ遙香に、狛璃でさえドキッとしてしまう。それをごまかすようにふざけあいながら、互いの背中を流して髪も洗った。

 サラサラな髪も、陶器のようにきめ細かい肌も、産毛程度にしか生えてない体の毛も、どれも遙香を引き立てた。タオルで隠しているせいか余計女の子にしか見えない。


「ハルー、いくらゲームでも人前で裸になっちゃダメだぞ」

「んぅ?ぁ、せ、なか…?」

「いや、違うよ。…そうじゃなくて…だな、みんな男は狼なんだよ」

「……?」

「と、とにかく!ハルが安全でいられるためには脱がないこと!にぃにからのお願い」


 狛璃たち以外で脱ぐことはないだろうが、やはり心配である。遙香は勢いに押されてコクコク頷き、狛璃はそれをみて満足そうに笑った。





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