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「そんじゃーストップっていってな」

『うんっ……ス、ストップ!』

「うし、これみんなで覚えてくれ」


ハートの7。
それをまたカードの束の中に戻し、よく切って混ぜていく。そこで色々とやって涼の引き当てたものを当てるというのだ。

みんなが心の中で失敗を祈る中、陸は順調に進めていった。


「……で、これなはず。ハートの7!」

『っ…』

「あれ?違った!?」

『合ってる…すごーい!何で何でっ、陸ちんエスパー!?』

「おぉ良かったー。な、点数は?」

『えっと、んっと…』


悩んでしまう。京一も凄かったけど、やっぱり陸も凄い。スッゴく悩んだ結果93点になった。京一は少しだけ残念そうだ。


「……ムカつくな、次は俺だ」

「ちょっと待って、僕がいく」

「涼、よく見てろよ」

「「は?」」

『次は十夜?頑張ってねっ』


海と英士を押しのけ、十夜が涼の前に立つ。仕方なく十夜に譲ると、何の準備もせずただ腕まくりをした。

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