5
「俺の勝ち。俺はこれくらい」
『あ、ズルいっ!僕だって大きければ…!!』
「……おいで」
『あ……お兄ーちゃんっ!』
─ぎゅううっ
「あー確かに涼は可愛いな。気づかなかった」
『えへへっ…ずっと、こうしたかった』
人前とか男同士とかそんなことは関係ない。まるで今までの分を補うかのように強く抱き締め、涼の可愛さを実感する。
涼は一の胸にグリグリと頭を擦り付け、"お兄ちゃん"を実感した。
「今までの分、可愛がってやるからな、涼」
『じゃあ僕はいっぱい甘えちゃうもんっ』
2人の話は今、始まったばかりだ…。
END
呉羽様よりリクエストいただきました『涼を溺愛する一』でした。まだスタート地点ですが…甘くなったでしょうか?
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