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「俺の勝ち。俺はこれくらい」

『あ、ズルいっ!僕だって大きければ…!!』

「……おいで」

『あ……お兄ーちゃんっ!』


─ぎゅううっ


「あー確かに涼は可愛いな。気づかなかった」

『えへへっ…ずっと、こうしたかった』


人前とか男同士とかそんなことは関係ない。まるで今までの分を補うかのように強く抱き締め、涼の可愛さを実感する。

涼は一の胸にグリグリと頭を擦り付け、"お兄ちゃん"を実感した。


「今までの分、可愛がってやるからな、涼」

『じゃあ僕はいっぱい甘えちゃうもんっ』


2人の話は今、始まったばかりだ…。




END

呉羽様よりリクエストいただきました『涼を溺愛する一』でした。まだスタート地点ですが…甘くなったでしょうか?

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あきゅろす。
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