お酒のせい! 「ゔーっ…海のやつ追い出しやがってぇ」 まじ熱い。 目がぐるぐるするー。 陸はフラフラになりながらも難波の部屋を目指して歩いていた。幸い誰にも会わずに先生の部屋までたどり着くことはできたが。 「にゃーんばちゃーんっ」 「あ゙?…なにしてんだ」 「俺あつーいのー!!へへっ、脱がしてー」 ギュッと抱きついて甘えてくる陸。酔っているため頬は赤く染まり、いささか体は熱い。 こんなとこを誰かに見られてはまずいと、難波は中へ招き入れた。 「はぁ…まだ学生のくせに酒かよ…」 「にゃんばちゃーん?無視すんなよーっ!!」 「脱がせろって…それだけで終わると思ってんのか?」 「……わぁってるよ」 分かってる。だから…難波のもとにきたのだ。 この、熱くなった熱を冷まして欲しくて…。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |