生徒会 久が学園にやってきて、香がすぐに気づいた。すぐに生徒会室に呼ばれ、全員がそろう。 「まさか久がくるとは…」 「わりぃかよ」 「いや、生徒会の出し物を変えなければならない」 「は?」 もうすでに決まっていた出し物。だが久がいるとなれば別だ。出たくないといっている久をシカトし、みんなは話を進めていく。 「なんか簡単にできる劇とかは…?」 「いいね!元の素顔もみれたしそれ利用しようよ」 「ぼ、僕!?」 「は?この冴えないのを使うのか?」 久が驚きの声を出した。まだ見たこと無い元太の素顔。それで主役にしようというのだから驚きだ。英士はさっそく元太のメガネを外しにかかった。 「…だれだてめぇ…」 「ひっ!!か、堪忍して下さいっ」 「ちょっと元、久さんは驚いてるだけで怒ってるわけでは…」 「はっ、まるでシンデレラだな」 …………………。 「それは、いいな」 「うん。男verみたいにすれば…」 久のメルヘンチックな発言により、決まってしまった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |